Q.上司(部長)は、私の部下たちに対して直接指示をすることが頻繁にあります。
  ときには、私が指示をしたことと違う指示をしたりするので、部下たちも困っているようです。
  このような上司に対して、私はどのように対処すれば良いのでしょうか?

ご質問のように、指揮命令系統をショートカットして上役が直接指示を与えることを
「短絡指揮」と私たちは呼んでいます。このような「短絡指揮」は、部下たちに混乱を
生じさせるばかりでなく、直属の上司である管理職のマネジメントやリーダーシップ
にも悪影響を及ぼしかねないので、原則してはならないことです。

だからと言って、上役が「短絡指揮」をとることを“絶対に”してはならないかと言えば、
そんなことはありません。新任の管理職など経験の浅いマネージャーを育成するために、
上役が「短絡指揮」をとることもあれば、組織全体に与えるインパクトが大きいトラブル
への対応などにあたっては、むしろ積極的に「短絡指揮」をとった方が良いこともあるのです。

しかし、常日頃から上役が、あなたの部下に対して頻繁に口を出しているとしたら、
管理職として上役に働きかける必要があると言えるでしょう。この際に注意したいのが、
‐緻鬚肪僂鬚かせないこと、部下の前で上役に謝罪すること、の2点です。

まず、,肋緻鬚紡个靴討匹里茲Δ墨辰鮴擇蟒个垢、がポイントになります。
「私が管理職ですので、今後部下には直接指示を出さないで下さい!」と
ストレートに切り出してしまうのは、上役の感情を考慮すると得策ではありません。
上役が部下である管理職(あなた)に良かれと思い「短絡指揮」をとっているケースも
あるからです。ここは、まず「私の不注意で、部下たちへの指示や指導を○○さん(上役)に
させてしまって申し訳ありません」と謝罪の言葉から切り出すべきです。

そして「私もまだまだ行き届かないところがあるかもしれませんので、
今後気づいたところがあれば、私に直接指示、指導をお願いします」と
管理職である自分に指示を出してほしい点を上役に願い出るのです。

次に、△牢浜職である自分が近くにいるにもかかわらず、上役が部下に対して指示を
出し始めたときに注意すべきポイントです。ここで、管理職として絶対にしてはならないのは、
上役から部下への指示が終わるまでそばにも行かず、指示が終わった後で
「部長、何て言っていた?」などと部下に尋ねることです。これでは、部下からの
管理職への信頼感は皆無に等しくなってしまいます。この場合、上役が部下に指示を
出し始めたら、すぐにその場へ飛んでいき、自分が指示を受ける姿勢を示すことが重要です。

その際も、指示を受けるだけではなく、上役に対して「私の不注意が原因で気が
つきませんでした。申し訳ございません」と謝罪することを忘れないようにしましょう。
部下に対しても、その後で「君がもう少し早く報告してくれれば・・・」などと責めたり、
「相変わらず部長も困るよな・・・」などと迎合するような姿勢を示したりすることは厳に
慎むべきです。あくまでも、組織の指揮官として責任を全うする姿勢で臨むことを心がけましょう。

上役からの「短絡指揮」があった際に、二度三度これらを繰り返すことで
「短絡指揮」は随分と減ってくるはずです。