我々の研修では、まれに「仁義を切る」という言葉を使うことがある。
受講されている方々からは一瞬ギョッとされる。

確かにこの言葉は、あまり一般企業で使われる言葉ではない。

私の愛読書『明鏡国語辞典』では、“仁義”を
「儒教で、根本理念とされる仁と義。
  いつくしみの心と人として踏み行うべき正義」
と最初に定義している。

そして、“仁義”を「切る」という下の句が付く使い方は
「博徒・香具師などの社会に特有の道徳。
  また、その仲間の間で行われる初対面の挨拶」
という説明になっている。

我々がこの言葉を使うのは、主として管理職が自分より個別技能の
高い部下や年上の方を部下を持った場合にどうするのか?
を受講者の方に問われた際である。

すなわち、
「今回、はからずも○○さんの上司という立場になりました。
ついては、責任を果たすために○○さんの協力が必須なんだけれども、
なんとかお力添えを頂けますでしょうか?」
と、相手(部下)の感情的な抵抗感を払拭するよう、
まずこちらから働きかけることを言っているのである。

何が言いたかったというと、この言葉について、
本ブログをご覧の皆様はどのようにお感じになるか?
やはり、企業の中では使うべき言葉ではないのか?
違和感はあるもものの、そういわれれば納得ということなのか?

この辺りを率直にご意見賜れれば幸いです。