P.F.ドラッカーの著書を読み返していると、
三人の石切工の話が出ていた。

有名な話なので、ご存じの方も多いと思うが、少しご紹介すると…
石切工3人に「あなたは何をしているのか?」と質問したところ、
それぞれ次の回答が出た。
 嵎襪蕕靴鯲てている」
◆嶌嚢發寮仞擇蠅了纏をしている」
「教会を建てている」
この中で誰がマネージャーかと問うと、3番目の石切工である。
という話である。

この話を読み返し、よく似た話が多々あることを思い出した。
石切工が2人になったり、石切工からレンガ職人に置き換わっていたり。
また、誰がマネージャーかという“問い”も変わったりする。

よく考えるとこの手の“同じ事象を様々な例えで紹介している小話”や、
“よく似た小話で違う結論を導き出している例え話”が、研修時に
活躍することは多い。
研修講師という生き物は、“人に気付きを起こして頂く”ため、
日々頭を悩まし続けている。
おそらくその為に、過去から創作活動を重ねる講師達が、日々刻々と
話しを変化させているのである。

その結果、「あれ?どこかで聞いた話だけどなんか違う…」と思う
小話が大量に存在する。
以前、この類の例え話をした際、受講されている方の一人から、
「その話、間違えています!」とご指摘いただいた。
加えて、そもそもの出典や原作者まで教えてくださった。

是非、元々の“いわれ”を突き詰めるよりは、何を伝えたかったかを
感じていただきたかった。
私の力及ばずである。反省。