明日、明後日と「MIP研修公開コース」の講師を担当する。

昨年から毎月一回のペースで開催しているこの公開研修は、
ユニゾンとしては、実に十年以上ぶりの公開研修である。

私たちは、一社で実施する研修を中心に営業活動を行っている。
一社で実施する研修は、その企業・組織に固有の課題解決を
テーマとした研修企画が可能である。
私たちが掲げる「お客様へのお役立ち」の精神に照らしても、
一社研修は課題解決に対する高い効果が期待できる。

しかし、公開研修には公開研修ならではの二つのメリットがある。

一つ目のメリットは、一名様から参加できること。
MIP研修の対象者は、主に管理職やプレイングマネージャーである。
多忙な彼らが、一斉に現場を離れることに抵抗感がある企業には
うってつけの研修形態であると言える。コスト面においても敷居が低いので、
一社研修を企画する人事のご担当者自身が参加されることも多い。

二つ目のメリットは、他流試合ができること。
公開研修には複数の企業からの参加者がある。MIP研修であれば、
多業界・多職種にわたる管理職の方々が一堂に会するわけである。

異業種交流の場となるのはもちろんのこと、それぞれが管理職として
抱える悩みや課題を題材としたロールプレイングでは、もたらされる
気づきも多い、という声を研修後のアンケートでも多くいただく。

同じような悩みを抱えていることに安堵したという声もあれば、
他社の管理職と比べて自社の管理職のレベルに危機感を持った、
というような声もある。

いずれにしろ、ある程度のキャリアを積んだ管理職が、
自らのマネジメント能力やコミュニケーション能力を自社以外で
披露する機会は多くはない。他流試合のメリットは大きいようである。

私どもの研修を味見する(?)場としても、
是非、公開研修を活用していただければ幸いである。