社会生活を営むということは、それは仕事以外であっても、
人とのコミュニケーションの上に成り立っている。

コミュニケーションは言葉によって行われるものだけではないけれど、
その目的の一つである正確な情報伝達を行うには、言葉は強力な道具となる。

ただ、様々な方々と仕事で関わりを持って日々の活動を行っていると
組織・業界・年代・性別…それぞれの持つ語彙空間が違うことに驚く。
語彙空間が違うだけではなく、略語や和製英語においては、
違う業界同士、全く違う意味を持つ場合もある。

日本語同士の場合、外国語のコミュニケーションを行うよりも、
言葉の1つ1つの定義についてそれほど意識しない場合が多い。
そこで、分かっているつもり、伝えたつもりが発生する。

以前、電話で「資料をお送りしましたので、ご確認願います」と言われた。
1時間たっても2時間たってもメールがこないので、確認をしてみれば
FAXで送ったので、FAXを確認しろとのことだった。
この場合、2者間にて“資料”という言葉が指す意味が相違していた
私は資料は何らかのデジタルデータとして存在しているという思いこみ
により、紙文書がFAXで送られてくるとは想像もしなかった。

業界が違おうとも、年代が違おうとも、自分の伝えたいことを正確に伝え、
相手が発信する情報を正確に受け取れる能力を持ちたい。