英国PMMSコンサルティング・グループの
NRI(Negotiation Resource International)事業における日本拠点である
NRIJの観音寺一嵩氏による交渉力のセミナーに参加した。

NRIによる交渉の定義は「2人以上の当事者が互いに異なる立場から
合意できるポイントまで動くプロセスである。」
レクチャーの内容としては我々のコンテンツにおける営業研修の商談力
やコミュニケーション力に近い内容であった。

そもそも交渉やNegotiationと聞くと、利害の一致しない相手を説得する
テクニックに特化した冷静沈着で人間味の無いイメージを持っていた。
しかし、観音寺氏は想像とは反して、非常に笑顔の多いハートフルで
親しみやすい人物だと感じる方であった。

彼らの説明から私の理解するNegotiationとは、人間同士の関係を重視し、
人の心を掴み、自己の要求を汲んでいただきやすい状況・関係を構築する手法。
もちろんテクニック的な要素も多くあったが、基本的には相手との長期的且つ
良好な信頼関係を構築するために確立されているようである。

ただ、この分野には公序良俗に反するテクニックも存在しているようで、
そういった手合いのテクニックに関しての紹介もあった。
これは、相手の手法にまんまとひっかかるようなことが無いよう
知識としての紹介であり、使わないでくださいとのこと。
おっしゃるとおり、人道に外れることは、長続きするはずがない。

交渉もコミュニケーションの一つ。
全てのコミュニケーションは駆け引きからではなく、
相手と心を通わせることから始まる。

そういえば、踊る大捜査線でユースケ・サンタマリアの演じる
ネゴシエーターも非常に穏やかな人物像として描かれてた。