最近話題の日本版SOX法。別称、J-SOXとも呼ばれている。
エンロン事件などの企業の会計不祥事に端を発し、2002年7月に
米国で成立した企業改革のための法律。
今年中には制定され、2008年3月から適用される予定。
既にSOX対応を行っている米国企業の方々が口を揃えて
おっしゃるには「とにかく大変。」とのこと。
言うまでもなく、“不正がしづらくなった”為ではない。
企業活動をしている以上、業務負担が増えようとも、疑う余地も
与えぬよう、常に一目瞭然にしておくべきということなのだろうが、
少し違和感を覚える。
一部の悪意ある人間のために、社会全体が重荷を背負った感が否めない。
小学生の頃、クラスの一人が掃除をさぼったため、クラス全員が
一から掃除をやり直したことを思い出す。
性善説や性悪説ではなく、性弱説を唱える方からすると
魔が差さないための予防線だと説明されるだろう。
くだらない不正で価値ある企業がダメージを受けないように、また
犯罪者を増やさないように…という優しさともいえるのか。
日本においては、基本的要素の6番目に「ITの活用」が盛り込まれ、
これをきっかけに企業のIT化も進めたいという思惑もあるのだろう。
IT業界やコンサルティング業界などにおいては、特需ともいえるので、
喜ぶ人間も多くいるだろう。
不正を行っている人間や企業には是非、メスを入れてほしいし、
そういった人間が存在し続けられる社会は変えるべきである。
ただ、本来の生産的で価値のある企業活動を妨げるような、
規制の色ばかり強い法律にはしてほしくないと願う。
エンロン事件などの企業の会計不祥事に端を発し、2002年7月に
米国で成立した企業改革のための法律。
今年中には制定され、2008年3月から適用される予定。
既にSOX対応を行っている米国企業の方々が口を揃えて
おっしゃるには「とにかく大変。」とのこと。
言うまでもなく、“不正がしづらくなった”為ではない。
企業活動をしている以上、業務負担が増えようとも、疑う余地も
与えぬよう、常に一目瞭然にしておくべきということなのだろうが、
少し違和感を覚える。
一部の悪意ある人間のために、社会全体が重荷を背負った感が否めない。
小学生の頃、クラスの一人が掃除をさぼったため、クラス全員が
一から掃除をやり直したことを思い出す。
性善説や性悪説ではなく、性弱説を唱える方からすると
魔が差さないための予防線だと説明されるだろう。
くだらない不正で価値ある企業がダメージを受けないように、また
犯罪者を増やさないように…という優しさともいえるのか。
日本においては、基本的要素の6番目に「ITの活用」が盛り込まれ、
これをきっかけに企業のIT化も進めたいという思惑もあるのだろう。
IT業界やコンサルティング業界などにおいては、特需ともいえるので、
喜ぶ人間も多くいるだろう。
不正を行っている人間や企業には是非、メスを入れてほしいし、
そういった人間が存在し続けられる社会は変えるべきである。
ただ、本来の生産的で価値のある企業活動を妨げるような、
規制の色ばかり強い法律にはしてほしくないと願う。