本日配信のメルマガ掲載記事「温故知新:組織文化(風土)の改革<その1>」の
続き(メルマガ未掲載箇所)をご紹介いたします。

-----------------------------------------------------------------------------

sosiki2



組織風土には、次のような大きな特徴がある。

1.影のリーダーとして、メンバーに対して強い影響力をもっている
  組織のリーダー(トップ)が、あれもしたい、こうもしたいと思っても、
  なかなか思い通りに事が運ばないのが悩みのタネである。
  影のリーダーの影響力の方が強いからである。
  人材が育つか否かも、組織風土が決め手になると言っても過言ではない。
  「郷に入れば郷に従え」だからである。

2.組織を動かす目に見えないエネルギーである
  人間には物理的エネルギーの他に、心理的エネルギーというものがある。
  このエネルギーが外に向かうか内に向かうかによって、人間の性格を外向性、
  内向性と規定したのがC・G・ユングである。
  これと同じように、組織風土にも心理的(精神的)エネルギーがある。
  競争を好む方に働くか協調の方に働くか、秩序を維持する方に向くか、
  革新を起こす方に向くかによって、その組織の特徴は大きく変わってくる。

3.永年かかってつくりあげられたもので、変革は容易ではない
  何年たっても成長発展しない企業は、ほぼ間違いなく体質改善が行われていないと言える。