NHKで「課外授業ようこそ先輩」という番組を放送しています。

著名人が母校(主に小学校)に赴いて、
後輩である子どもたちを前に、その人ならではの授業をする。
昨夜は、矢崎滋さん(俳優)の「自己紹介」をテーマとした授業。

「みなさんの長所、短所はどんなところですか?」
子どもたちが、紙に書き出す姿をカメラが追います。

ナレーションでも触れていましたが、大半の子は
長所を書き出すことができず、短所をいくつも書いている。

子どもとは言え、小学六年生。人前で発表することを予想して、
集団の中で突出しないように配慮しているのか?とも思いました。
ところが、そんな雰囲気は画面から伝わってきません。
みんな真剣に自分と向き合っている様が見て取れます。

その様子を見ていて、
日経新聞の夕刊に中谷巌さんが寄稿していたコラムを思い出しました。

”日本人の特質として「内省」が挙げられる。
 何か問題が発生したり、良くない出来事があったりすると、
 最終的には「自分が悪い」と反省する傾向が顕著である。”

というような内容だったと思います。
なるほど、確かにそうかもしれない。

以前、「美点凝視」というテーマで投稿しました。
ひょっとすると私たちは、他人に対してだけでなく自分に対しても、
「美点」を見つけるのが苦手なのかもしれません。

あなたの長所はどんなところですか?