昨夜のNHKスペシャル「サイボーグ技術が人類を変える」。
想像を超える科学技術の進歩に衝撃を受けました。

インパクトある映像はうまくお伝えできませんが、大ざっぱに言えば、
「脳が意のままに操つることができる機械」と
「脳を意のままに操つることができる技術」を、
医療技術と軍事利用(を匂わせる)、双方の見地から紹介していました。

特に興味を引いたのは後者。
脳のこのツボを刺激すればこんな感情になる、
あるいはこの感情を抑制できる、
というような研究が著しく進んでいるようです。

医療技術への適用では、
パーキンソン病や鬱病抑制のため、脳のある部分に電極をつないで症状を
コントロールする(「脳の調整」と呼んでいた)事例を紹介していました。
苦しんでいる人たちにとっては魔法のような技術です。

反面、意のままに操ることができるよう脳を調整した「ロボラット」と
呼ばれるネズミの実験事例には、得体の知れない恐怖心を感じました。
高いところを恐れるネズミが嬉々として(?)はしごを登っていく。

恐れや疲れを感じない兵士、同じ価値観を持つ人間を作るために
「脳を調整する」ことが間違いなくできるようになる、そう確信しました。

”今日の私、やる気が出ないんで、電極の電圧上げてきますわ”
”そんなに不満ばかり言うなら、満足のツボに電極刺してこい”

「職場もこんなことになるかもね」と軽口を叩きながら視ていた私も、
番組が終わる頃には、眉間に皺を寄せて考え込んでいた次第。

明日の深夜0:15〜1:29(日付は8日)に再放送されるそうです。
ご興味ある方は、是非ご覧になって下さい。お勧めです。