13eac369.JPG「百害あって一利なし」
喫煙は健康にとって、まさにそうなのでしょう。

ただ煙草を吸っていることが、魅力ある出会いをもたらしてくれる、
そんなことも時々あります。

つい先だっても、テナント共有の喫煙室で、
ある会社の社長さんから研修の相談を受けました。

煙が取り持つ縁とでも言いましょうか。
見ず知らずの方とも

「最近、肩身が狭いですよねぇ。」

「そうですねぇ。こんな狭い所に押し込められても吸いにくるんだから、
お互い意志が弱いんですかねぇ。」

「ワッハッハッ!」

こんなきっかけで話をするようになる(多少デフォルメしています)。
同じ境遇にある親近感か、コミュニケーションの距離がぐっと近づく。

無論、喫煙をお勧めしているわけではありません。

似て非なる話ですが、

あるお客様がぼやいていたことがありました。

「うちの人事異動は喫煙ルームで決まっちゃうんだよ。
会議で決まったことも、すぐ覆っちゃうからたまんないよ。」

企業にとって重要な決断が、限られた人間しか集まらない密室で行われている。

だとしたら、嫌煙家でなくても喫煙は、
「百害あって一利なし」ということになりそうですね。