ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

2007年10月

今日はハロウィン

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“ハロウィン”とは、
キリスト教の聖人を祝う万聖節(11月1日)の前夜祭で、
アメリカではクリスマスに次ぐフェスティバル。
仮装した子供達が「Trick or Treat -お菓子をくれないといたずらするよ-」
と近所のおうちを回るのはとても有名だ。

さて、日本では今どのくらいの知名度なのか。

ディズニーランドにてハロウィンのイベントを行っているのは
ポスター・CMなどで知っていた。しかし、川崎にて「カワサキ ハロウィン」と
称されるイベントが今年10年目を迎えたとは全く知らなかった。
友人2人が川崎に住んでいるにもかかわらず…。

今年の「カワサキ ハロウィン」には、パレード参加者約3,000人、
観客数約10万人が訪れたとのこと。ビックイベントである。

カワサキハロウィンのパレードに参加するには、ドレスコードがあるらしい。
“電車に一人で乗るのが恥ずかしいくらいの仮装”とのことだ。

今までに仮装など一度も挑戦したことがないので、
是非参加したいとは思いつつ、地元から仮装して一人で電車に乗って出かける
勇気を持てるかどうか、判断に迷うところである。

電話かメールかファックスか

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unison2の前職はIT業界の営業ウーマンでした。
営業先となるお客様の担当窓口はシステム部門の方がほとんど。

ITにどっぷりと漬かった営業活動を何年も続けていたため、
お客様とのやり取りはメールを使うのが“常識”であるという感覚が
身についてしまっていたようです。

ある日お客様を訪問した際、
「さっき、unison2さん宛に連絡を入れておいたので、
 戻ったら確認してください」と言われました。

事務所に戻ってメールを確認してみましたが、
そのお客様からのメールは届いていません。
電話で伝言を入れて下さったのかとも思い、社内の人間に確認しても、
誰もそのお客様からの電話は受けていませんでした。

慌ててその方に電話をし、
「先ほどおっしゃっていたご連絡が届いていないようなのですが…」
と切り出すと、「あれ?ファックス届いてない?」とのこと。

営業研修を行う際に、
「“思いこみ”や“決めつけ”は営業活動の障害となるので注意しましょう」
とお伝えしているにもかかわらず、自分がやってしまいました。
『連絡を入れる』というお客様の言葉を、
『メールを入れる』という意味であると決めつけていたのです。

ファックスも、ビジネス上ではまだまだ大事なコミュニケーションツール。
うっかり存在を忘れないようにしたいものです。

現場に腐臭漂うとき

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相変わらず企業の不祥事が後を絶たない。

最近不祥事が明るみに出た企業に知人が勤めていた。
彼は一年ほど前にその会社を退職したのだが、
彼が退職に至るまでにたどった経緯はひどかった。

長年現場の一線で働いていた彼は極めてまじめな性格で、
少々頑固なところはあるものの正義漢と言っていい男。
彼が過度のストレスのため心身に変調を来したのは、
数年前にその企業が拡大路線を加速し始めた時期と一致する。

現場ではトップの方針に異を唱える中間管理職が配転や早期退職で
職場を去ってゆき、彼は期せずして現場のリーダーになった。
理不尽なほどの高い目標を背負わされ、トップの意に添わない部下を
早く辞めさせるために“いじめ”を強制されることまであったと言う。

彼が会社を辞める前に話してくれたことがある。
「トップのいない現場ですら正しいことが言えなくなるんだよ」

現場にまで腐臭が漂うとき、企業は死に体を迎えているのだろう。

水滸伝〜楊令伝

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69d99cd6.jpg1年近く前にこのブログでもご紹介した
北方謙三さんの「水滸伝」。

この10月に文庫版第13巻が発売された。

毎月25日前後は読みかけの本を一旦脇に置き、
夢中になって読んでいる。大体1日ちょっとで
読了してしまうので、次月の発売が待ち遠しくて
仕方がない。ついに待ちきれなくなってしまい、
先月、水滸伝の続編である「楊令伝」に手を出して
しまった。(画像は26日に出版された第3巻

水滸伝はいよいよ物語のクライマックスを迎えつつある。
梁山泊の好漢たちがいかに戦い死んでいくのか、そのドラマに年甲斐もなく興奮している。

一方の楊令伝は梁山泊後の物語。梁山泊がどのような運命をたどったか、
水滸伝のネタバレにはなってしまうのだが、これがまた面白い。
北方さんの水滸伝〜楊令伝ワールドには是非はまってみることをお勧めする。

楊令伝_第三巻
ところでこの土曜日(私が研修に立っている最中に)、
同じく水滸伝〜楊令伝ワールドにはまった家人が
北方謙三さんのサイン会に出かけてきたらしい。

購入した「楊令伝 第3巻」にサインを書いてもらい、
握手をしてもらった後、北方謙三さんに「水滸伝の
登場人物で誰が好きか?」とまで聞かれたそうだ。

私も行きたかった。。。
(そして「李逵です」と答えたかった。。。)

ワークステクノロジー株式会社

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以前、私が前職でお世話になった方として
ご紹介した辻社長

株式会社ガイシステムズとして活動されて
おりましたが、先日、業務拡大のため移転と
社名変更をされました。

新しい社名はワークステクノロジー株式会社
だそうです。

先日の記事で9月19日に上場されるとお伝えした
リアルコム株式会社さんといい、皆様
勢いを感じます。

ユニゾンもあやかれるようがんばらなければ!

IT用語のアルファベット表記を読めますか?

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私はパソコンに苦手意識を持っている。
なので、今までに何度か雑誌や本などでの独学を試みた。
しかし、その際に立ちはだかるのが難しいアルファベットの羅列である。
これを目にしただけで学習意欲が減退してしまうのだ。

先日ネット配信されたニュースの中で、「Yahoo!」を「ヤッホー」と
読んでしまったという話を目にして、思わず“ぷぷっ”と笑ってしまったが、
おそらく私は未だにそのレベルにあると思う。

そのニュースで紹介されていた「del.icio.us」(でりしゃす)、
「flickr」(ふりっかー)、「Skype」(すかいぷ)あたりは
英語読みをすれば何とか読める。

けれども、「Senduit」を「せんど・ゆー・いっと」と
読ませるのはどうだろうか?まるで高校生と話をしているようである。
(「u」に「You」の意味を重ねているとの解説があった)
「SCSI」(すかじー)、「IEEE」(あいとりぷるいー)に至っては、
読むこと自体がクイズのようである。

とはいうものの、読めなくとも検索サイトなどで意味は知ることができる。
ところが、その日本語の解説も難しいのである。
“ターミナルコマンド”の「PING」(ぴん、ぴんぐ)、と説明されても、
“ターミナルコマンド”とは一体何のことなのかが理解できない。

このように難読な言葉を見るにつけ、
ITに関する知識をマスターするのを諦めたくなってしまう。
と、そんな「読み方が難しいIT用語集」のところに「ATOK」(えいとっく)
の文字を発見。この日本語入力ソフトはユニゾンにて使用しているものなので、
私にとってもなじみ深く、知っていたのでちょっと優越感に浸ることができた。

それにしても、これだけ難読な文字が氾濫しているITの世界。
これ見よがしにこれらの言葉を並べて話をしている人を見かけると、
つい“イラッ”としてしまうのは、私のやっかみだろうか。

魅力的なシニア

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定年後もサラリーマンとして働き続ける人が増えている。

私たちが研修という仕事を通してお取引をいただいている企業でも、
実際に“シニア層”の力がなければ現場が回らないという職場が
頻繁に見受けられるようになってきた。
その一方で、定年後の嘱託社員を直属部下として預かったことで、
頭を抱えている若手リーダーを見かけるようにもなってきている。

いずれにせよ、職場で働く60歳以上の人材がこれまで以上に増える
ということは容易に想像できる。若手とシニアのコミュニケーションが
うまくいくかどうかがますます重要になってくるであろう。

ところで、人生経験豊富な先達には甚だ失礼な物言いになってしまうが、
私たちが出会う若手以上にイキイキと働いている“魅力的なシニア”には
ある共通点がある。それは彼らが“無邪気な笑顔”を持っていることである。

一般に年齢を重ねるにつれて、“くどくなる”“昔話が多くなる”
“せっかちになる”“自己中心的になる”などのネガティブな要素が
増えてくると言われる。事実、そのような傾向を持つシニア人材が
組織に悪影響を与えていると思われる事例もある。

しかし魅力的なシニアには、仮に前記のようなネガティブな傾向が
あったとしても、それを差し引いてもあまりある笑顔を持っていることが多い。
そのような先達に出会う度に、最近“仏頂面”が増えてきている自分を
振り返って猛省することしきり。

いくつになっても笑顔は絶やさぬようにしたいものである。

日進月歩の技術〜ドラえもんがやってくるかも!?〜

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私が学生だったとき、学部内ではある有名な教授のゼミで、
様々な先進的な研究をしていました。

学部内の優秀な学生が集まっていたので、私は早々に
そのゼミに入ることを断念しました。しかし、その
教授の講義は興味本位でいろいろと受講していました。

例えば、バーチャルリアリティの講義。
一番印象に残っているのは、環境再現のプレゼンテーションです。
あるお寺(どこのお寺だったかは失念しましたが…)の映像と音響、
そして科学的に配合した香りをその教室内に創り出し、あたかも
そのお寺に居るかのような環境を再現していました。

また、人の顔や表情の研究についての講義も興味深いテーマでした。
人の顔を認識し、笑い顔や悲しい顔など、感情も認識するデジタル
処理技術は、介護ロボットなどへの応用が想定されていました。
構想の部分も含めると、未来に思いを馳せることのできる研究内容
でした。

そして最近、立て続けにこのような技術が商品化されてきています。

映画の宣伝広告に香りの出る電飾看板が使われたり、人が笑顔になると
自動的にシャッターを切るデジタルカメラなど。

たかが10年程度で、これほどまで具体的な商品が出るとは、あの頃の
私にはイメージ出来ていませんでした。
特にカメラなど、一般消費者の手に届くところまでとは…。

ドラえもんの世界も、そう遠くは無いのかも知れません。

いや、でも、ただ

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多くの管理職にとって10月は、部下との対話が多い月である。
3月に年度末を迎える企業では、自社の目標管理制度に則って、
上期の評価面談及び、下期の目標設定面談を実施するところが多い。

これらの面談における部下との対話は、
管理職にとっても緊張を強いられるもの。
厳しい評価結果を伝えなければならない場合や、
より重い負荷を引き受けさせなければならない場合があるからである。

そのような対話に臨む際、自分では意識をしていないにもかかわらず、
つい“居丈高に説得しよう”とする管理職がいる。多くの場合、
本人(部下)にとって好ましくない話を“しっかりと納得させなければ!”
という想いから、そのような姿となってしまうようである。しかし、
それでは“強引にねじ込まれた”という印象を部下から持たれかねない。

もちろん、キチンと伝えるべきは伝えなければならない。
気をつけたいのは“居丈高にならないように対話をする”ことである。
すぐにでも実践できるポイントとしては、部下が話したことに対して
「いや…、でも…、ただ…」と話を返さないことである。

部下の話をこれらの言葉で受けてしまうと、
部下は“上司は私に理解も示さず、頭ごなしに否定された”と感じてしまう。
これらの言葉で受けたいところをグッと堪えて、「なるほど…、そうか…」
などの肯定の受け言葉に置換して対話を進めるのである。
これだけで、対話の風景は随分と変わるはずである。

若手のスーツはスリムなパンツ

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スリムなスーツを身に纏う若手ビジネスマンはかっこいい。
中年の域に足を踏み入れたオジサンのやっかみである。

彼らのビジネススーツは細身でパンツはノータックが定石。
私が20代の頃、ノータックパンツのスーツスタイルはオヤジの証だった。
駆け出しのビジネスマンだった私はツータックパンツのスーツスタイル。
その前の世代はタックが入ったパンツスタイルがオヤジ世代の定番だったらしい。
まさに時代は巡るのである。

研修のトレンドも然り。
10年ほど前まで主流だった泊まり込みでの合宿研修や、忍耐力を鍛える
(と銘打たれた)研修などは、ここしばらく影を潜めていた。
取って代わったのは、ロジカルかつスマートな研修。論理的に納得感の高い
スキル研修や MBA のようなブランドイメージの高い研修に人気が集まっていた。

ところが、この流れが変わってきているように感じる。
昨年あたりから、精神力や忍耐力を鍛えることを狙って自衛隊への体験入隊を
自社の研修に取り入れる企業やウェットなヒューマンスキルの強化を目的とする
研修を実施する企業、取りやめていた懇親会セットの泊まり込み研修を復活させる
企業が増えてきているのである。

研修の流行は企業の業績状態に大きく左右されるので一概には言えないが、
“人の世は流行り廃りの繰り返しである”
“流行は振り子のようなものである”という傾向があるのかもしれない。

無論、このような言葉を引き合いに出すまでもなく、
時代の雰囲気が求める流行は“いつか来た道”を再び進むことがある。
これは、いくつかの事例で歴史が証明するところだ。

ところで返す返すも残念なのは、あの20代のスリムな頃に
ノータックパンツのスリムなスーツが流行っていなかったことである。

早朝残業

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朝が苦手な unison2 ではありますが、
研修講師の仕事をするようになってからと言うもの、
早起きにも耐えられる心身を持つに至っています。

早朝の電車で出かけることが多くなって驚いたのは、
「朝早くにこれほど多くのサラリーマンが出勤しているのか!」ということ。
最近では、5〜6時台の電車がラッシュのピーク時並みに混み合っていることも
珍しくありません。

その原因を想像すると、一つには時間差通勤(オフピーク通勤)や
他の人が出勤する前の時間を有効に利用して業務をこなすワークスタイルが
定着したことが挙げられそうです。

しかし私は、早朝の電車が混み合う最大の原因は「残業の禁止」によるもの
なのではないか?と想像していました。その想像を裏付けるかのように、
ここ半年ほどの間で種々のメディアに『早朝残業』なる言葉も登場しています。

以前、当ブログでご紹介した『残業に対する規制強化』。
この規制は「残業を減らす」というのが目的であるはずです。ところが、
「夜間の残業ができないので早朝に出勤する」という『早朝残業』が
浸透し始めているのかもしれません。

このような状況を見たり聞いたりするにつけ、
私は“日本のビジネスマンは責任感が強いんだなぁ”と痛感します。
与えられたミッションを完遂するためには、時間の有無に関係なく
責任を果たそうとする“きまじめ”なビジネスマンが多いのでしょう。

早起きする分、早く就寝し、健康的な生活リズムで過ごすのであれば
「早起きは三文の得」になるはずです。しかし、残業をしないから
仕事を家に持ち帰り就寝時間も以前と変わらないのに『早朝残業』を
するのであれば、「二束三文」で心身の健康を手放すことになりかねません。

『早朝残業』が増えている組織で「残業」の根本解決を図るには、
労働の質と量の再点検が必要なのだろうと思います。

結婚式@徳島

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週末に友人の結婚式で、地元(徳島)へ帰省しておりました。

今回は、花嫁が私の小学校時代からの同級生だったので、
楽しみに出席しました。
それなのに、出席者リストを見ると知らない人ばかり…。
「なぜ?」と思いながら席に着くと、周りは知り合いだらけ。

そうです。ほとんどの友人が結婚し、名字が変わっていたのです。
自分では若い若いと思っていましたが、やはり現実は厳しい!
私も田舎に居る母に「早く結婚しなさい」と言われる理由が
よく分かりました。

しかし、名字は変われども、みんな会えば当時に戻るようで、
楽しい時間を過ごすことができました。

式は、樫野倶楽部という大正14年に建てられた徳島県南部の大邸宅、
樫野邸(登録有形文化財)を移築した式場で執り行われました。

樫野倶楽部結婚式







“和”を売りにしている式場だけあり、参列する側も着物
(アンティーク)を借り、着付けて貰うことができます。
もちろん私も友人たちと共にその着物レンタルを利用し、
普段は着ないアンティーク着物を楽しませて貰いました。

最近はいろいろと趣向をこらした式がありますが、このような
現代的にアレンジした和を気軽に楽しむことのできる素敵な
結婚式でした。

ようこそ日本へ!

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街中で外国の方に道を聞かれる機会が多くなった気がします。
「ビジット・ジャパン・キャンペーン」の効果なのでしょうか。

ところで私は、外国の旅行者に人気がある東京のスポットは、
“浅草”“秋葉原”あたりだと思っていました。
ところが、意外にも人気があるのは“高尾山”だそうです。

理由は都心から一時間程度で美しい自然に触れることができるから、
ということです。私はまだ高尾山には行ったことがありませんが、
紅葉の写真を見ると確かにとてもきれいです。
11月中旬が紅葉の見頃ということなので訪れたいと思いました。

その他の人気のスポットは、カプセルホテル・漫画喫茶・地震の科学館等、
まさに土地の狭い日本、地震国日本を象徴する名所?かもしれません。
ちなみに、お土産を選ぶ際によく利用されるのが100円ショップだそうです。

私は以前から、外国で売られている日本を紹介したガイドブックには
何が書かれているのかが気になっていました。聞くところによると、
最近フランスで販売しているガイドブックはレストランを☆で表すように、
観光スポットを☆で表しているそうです。
それによれば、明治神宮や新宿御苑が高尾山と同じで☆3つとのこと。

たまには外国の旅行者向けのガイドブックを片手に、
東京を散策してみるとまた違った発見ができるかもしれません。

言われたことしかやらない

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現場のリーダーたちに若手部下に対する悩みを聞いてみると、
十中八九が「言われたことしかやらない」と答える。

「言ったことをやってくれる若手がいるなんて素晴らしいじゃないか!」
とおっしゃる方もいるかもしれない。けれども、今どきの若手部下たちに
“自発性を持って仕事に取り組んで欲しい”と切望するリーダーは実に多くいるのである。

“今どきの若手が、なぜ言われたことしかやらないのか?”と問われれば、
当て推量でいくつかの原因は挙げられるであろう。例えば、

「彼らは現在に至るまで“与えられる”ことに慣れきってしまっている
 ので、仕事は与えられるものであると認識している」とか、

「彼らにとって仕事は単に“報酬を得る手段”に過ぎないので、進んで
 必要以上の業務をやろうとはしない」とか、

「彼らは“自他共に個人を尊重する意識が高い”ので、他人(上司・同僚)
 の邪魔にならないよう、自分のことだけをしっかりやっていれば良いと
 考えている」など。

評論家風に言わせれば、
今どきの若手には上記のような傾向もあるのかもしれない。
しかし、かようなことをぼやいていても仕方がないのである。

彼らが「言われたこと以上のことをする、あるいは、言われる前にする」
ようになるには“リーダー自身が意識して取り組まなければならないこと”に
焦点を合わせるべきであろう。

「若手部下が言われたことしかやらない」
と悩むリーダーはおしなべて、彼らに対する指示や指導が多い。
彼らにじっくりと考えさせることも必要なのに、つい口を出してしまう。

若手にすればリーダーが懇切丁寧に指示や指導をしてくれるので、
自分で考える必要もない。自分で考え行動して下手に怒られるのであれば、
黙って指示や指導に従った方が楽だし効率的である。

このような悩みを持っているリーダー方には一度、
自分と若手部下との対話の様子を客観的に俯瞰してみることをお勧めする。
“若手に相づち打たせて、自分が9割しゃべっていた”などということが
発見できるかもしれない。

自制する力〜新人と管理職の研修風景より〜

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赤ちゃんは、眠ければ食事をしている途中でも眠ってしまいます。
逆に、お腹が減ると泣き叫び、一時も待ってはくれません。

では大人はどうでしょうか?

毎年の新入社員研修では、受講生を眠らせないため、常に
プログラム進行に気を配っています。
なぜならば、少し長くレクチャーが続くとすぐに数人は眠気を必死で
我慢しているか、頭を垂れてしまうかという状況になるからです。

ところが、ユニゾンで一番多く手がけている管理職層の研修になると、
どんなにレクチャーが続こうとも、眠そうな気配さえほとんどの方が
見せません。
もちろん、年齢が高くなれば、睡眠時間が短時間でよくなるという
ことも考えられますが、それだけではなさそうです。

社会経験を積み、組織でもまれ、時間を経ると、人は自制する力を
自ずと高めているような気がします。
組織では、“わがまま”には生きていけません。
自分を押さえる、我慢するということが“癖”として、しっかりと
身についているのです。

しかし、この“癖”によって、自らも気付かない内に心身が限界を超え、
メンタルヘルスを患ってしまう要因の一つともなってしまっているような
気がします。

多忙を極める現代のビジネスパーソンは、自分をも壊す力で自制して
しまっていることがないよう、たまには自分の心や体の“わかまま”を
聞いてやることも重要かも知れません。

クロージングをしない営業マン

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前回のジャブ・クロージングに引き続いて、
今回も営業マンのクロージングに関して。

世の中には、お客様に「買って下さい!」などとクロージングを迫ってはならない、
という教育を受けている営業マンがいる。
その多くは、一般消費者を対象に訪問販売をかける営業マンである。

企業のコンプライアンス違反に対する世間の目が厳しさを増す昨今、
特定商取引法(いわゆる訪問販売法)に抵触しないよう自衛措置を講じる
企業が増えている。無論“詐欺まがい”“押し売り”に類する営業活動に対しては、
厳しい姿勢で臨むべきであろう。

しかし先日、この(クロージングをしてはならないという)傾向がすべての
営業マンに浸透してしまうのではないか?という危惧を抱くような話を聞いた。

営業研修のご提案にお邪魔したとある販売会社で、
「今後、営業マンに注文書を持ち歩かせてはならない」という方針が
打ち出されたと言うのだ。ちなみに、この会社のお客様はすべて法人である。

詳しくお話を伺ってみると、来年施行が予定されている
“日本版SOX(内部統制)法”を見越しての動きとのこと。
つまり、営業マンがお客様に対してきちんと説明責任を果たしているか?、
見積書を提出しているか?、提案の内容をお客様は理解しているか?などの
営業プロセスを、会社としてしっかりと残していかなければならなくなってくる
らしいのだ。注文書を持ち歩かせないのは、空売りを防止する意味もある。

時代の要請としては十分理解できる。
けれども「今すぐ欲しい!」と言っているお客様に対して、
「説明が終わってないのでまだ買わないで下さい!」などと営業マンが
言わなければならなくなるとしたら、いささか滑稽な話ではある。

時間厳守コンテスト

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コートジボワール共和国にて、
“時間厳守コンテスト”が行われたとのニュースがありました。
コンテストの狙いは、遅刻が経済に与える悪影響の認識を高めること。
最終選考に残った30人の候補者が、時間に正確であるかどうかを調べるのに、
職場での抜き打ち検査などを行ったそうです。
優勝者にはなんと6万ドル(約700万円)相当の家がプレゼントされました。

日本人は時間にしっかりしている、と昔から言われています。
海外の方が日本に旅行にきた際には、
「電車の時間が本当に正確なことに驚いた」という感想を漏らすことが多い
という話もよく耳にします。

確かに、これほどまでに時間を守ることを当たり前にしている国は
ないかもしれません。しかし、すべての地域の日本人が時間をきっちり
守る習慣を持っているとは言えないようです。

私が大好きな沖縄には“うちなータイム”というのがあり、
バスは定刻通りには走りません。そのため、現地の方に
「バスを使うのはお勧めしないなぁ」と言われたりします。

また、結婚式の披露宴に招待された際も、
披露宴の開始時間に家を出る、と聞いたことがあります。
同じ国なのに随分と違うものだなぁとつくづく思うところです。

“うちなータイム”を羨ましく感じる反面、“時は金なり”
“Time is money.”などという言葉に共感を覚えてしまう私は、
やはり日本人の几帳面さをしっかり備えているのでしょう。
少なくともビジネスにおいては、時間厳守を最低限のルールとして
守っていきたいものです。

ジャブ・クロージング

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今から20年近く前になるが、
駆け出しの営業マンだった私はクロージングが苦手だった。
「買って下さい」の一言がなかなか言えなかったのだ。

反面、商品のセールスポイントを挙げ連ねるのは得意だった。
「かくかくしかじか、この機能はこんなに便利なんですよ」などと
言葉を重ね、今から思えばお客様の話など聞いていなかった。
当然売れるわけなどない。そんな私を見かねたのだろう。
営業所長がロープレや営業同行を通じて私に特訓をしてくれた。
おかげで早いタイミングでクロージングへの苦手意識はなくなった。

クロージングが下手な営業マンは結構多い。彼らに共通しているのは、
“お客様に断られることを極度に恐れる”ということである。
断られるのが怖いから言葉を重ねる。お客様の心情などお構いなし。
(今より)若き日の私も然りである。

「営業マンは宣伝マンではない。
 商品をPRするだけなら営業マンはいらない。
 お客様の背中を押すのが営業マンの仕事だ」
これは当時の所長が私に教えてくれた言葉である。

営業マンたるものクロージングの腕を磨かなければならない。

クロージングに苦手意識を持っている営業マンなら、まずは
「いかがでしょう?」というトークを使ってみてはどうだろう。
これなら、「買って下さい!」「決めて下さい!」「注文して下さい!」
などの決め言葉よりは相当敷居が低いはずである。
ボクシングで言えば“ジャブ”を打つ程度のクロージングトーク。
ジャブを打つことでお客様が反応し、お客様の心情がわかるようになる。

無論、何ら提案をしない前から「いかがでしょう?」はご法度である。

働くニホン

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10月1日から日本経済新聞で始まった特集「働くニホン 現場発」。

我々、企業における人材育成にたずさわる人間にとっては、
現場でこの数年言われ続けてきたことが、やっと顕在化し
社会問題化され始めたという感覚があります。
以前にもNHKでは“うつ”の問題なども特集されており
ました。

こんな状況下、ますます各企業では、そこに生きる“人”を
見つめ直す時期に入ってきたかもしれません。

かのP.F.ドラッカーも
「人が活き活きと働くために必要なことと、
     企業が効率を追求するために必要なことは違う」
という意味の言葉を残していたように記憶しています。

経営は矛盾だらけであり、その矛盾を埋めることこそが
マネジメントであるといわれます。
“人でできている組織が効率を求めなければならない”矛盾が
経営における一番大きな矛盾だと感じます。

ユニゾンがお伝えし続けてきた“人と組織のマネジメント”。
今後、ますます重要となってくるキーワードです。

人はそれぞれ違い、人には感情があります。
人が集まる組織にも性格があります。
だから経営が、ビジネスが面白いといえる社会になるといいなと
思います。

流行り言葉〜アルファベット略語〜

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“KY”“ND”“AY”…。
皆様何の略かおわかりになりますか?
まるで暗号のようです。

それもそのはず、一説によるとこのような言葉は
中高生(特に女の子)の間で“友達同士のヒミツサイン”
として最初は使われていたとのこと。

それぞれの言葉の意味は下記の通りです。

KY=「空気(K)読めない(Y)」
ND=「人間(N)としてどうかと(D)思う」
AY=「頭(A)弱い(Y)」

いつの時代も若者は興味深い文化を生みだすものです。
unison neoも、初めて「KY」という言い方と意味を知った時
おもしろがり、飲み会などで喧伝していました。

私が使っていると、周囲の友人の中の多くもまた、
おもしろがってまたさかんに口にしだしました。

考えてみると隠語的な要素、刺激的なその意味、
略語の使いやすさ、口に付く音感…流行る素地のある言葉たち
だと中高生の創造性につくづく関心します。

ちなみに私が高校時代に流行っていた言葉は
コギャル、孫ギャル、汚ギャル… だったような気がします。
“ギャル”という言葉の全盛期でした。

今後、どのような言葉がでてきるのか楽しみです。

【無料セミナー開催決定】多忙な現場リーダーの部下育成術〜コーチング偏重の落とし穴〜

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本日お送りしましたユニゾンのメールマガジン“ユニゾンTOPICS”でも
お伝えしたとおり、無料セミナーの次回開催日程が決定いたしました。

【開催概要】
タイトル:多忙な現場リーダーの部下育成術
         〜コーチング偏重の落とし穴〜
日程:2007年11月9日(金)
時間:15:00〜17:30

9月末の開催はさすがに期末で身動きが取れないというお客様に
ご迷惑をお掛けしてしまいましたので、早々に次回開催の決定と
相成りました。

今回もご出席いただきました皆様に、ユニゾンの新刊
『はじめての管理職 100問100答』をプレゼンとさせていただきます。

前回、ご案内には含めておりませんでしたが、実際の研修内容の1部分を
“研修体験”ということで、レクチャーさせていただきました。
次回もサプライズで追加企画があるかもしれませんので、お楽しみに!

皆様のお申込みを心よりお待ち申し上げております。

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フィードバック面談の進め方

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多くの企業が下期のスタートを迎えたこの時期、
部下たちの前期の評価に頭を悩ませている管理職も少なくないことでしょう。
今回は、目標管理制度(MBO:Management by Objectives)を導入している
企業の管理職が「どのようにフィードバック面談を進めればよいか」について、
4つのポイントをご紹介いたします。

フィードバック面談は、部下に評価を告げるためだけに実施するのではありません。

管理職はそのような評価となった理由や経緯を説明するのはもちろんのこと、
部下に対してさらにレベルアップを求める課題を明らかにする必要があります。
そして、その課題を両者(管理職と部下)で共有し、次期以降の活動につなげる
ことが重要です。その際、部下の成長に対する管理職の期待と熱い想いを伝える
ことを忘れないようにしましょう。つまり管理職には、この面談を通して部下の
意欲を引き出すことが求められるのです。フィードバック面談を実りあるものと
するために、管理職として注意すべきポイントを整理しましょう。

1つ目のポイントは、面談の“雰囲気づくり”です。
部下も、この面談が自分への評価を伝える場であることを知っています。
中には、内心穏やかならぬ心持ちで臨む部下もいるでしょう。
管理職は面談の立ち上がりで重苦しい空気が流れないよう、
雑談などで部下が口を開けるような雰囲気づくりに努める必要があります。

そして評価のフィードバックに入る前には、部下にねぎらいの言葉をかけましょう。
「前期はお疲れ様でした」「よく頑張ったよね」
「君のおかげでチームも目標達成できたよ」など。ここで注意をしたいのは、
成果を上げた部下だけではなく、すべての部下に対して感謝の意を示すことです。

2つ目のポイントは、“部下の自己評価を傾聴すること”です。
まずは、部下に話をさせるようにしましょう。
「前期を自分なりに総括してどのように評価しているかな?」
というストレートな質問で構いません。このとき、評価制度や評価基準、
仕事の分担などに対する不平や不満が出てくることもあります。
管理職はその場で議論することはせず、メモをとりながら
「私からフィードバックする際にこれらのこと(不平や不満)は話し合いましょう」
と部下に話を続けさせるようにします。
そして部下の自己評価を傾聴した後で、管理職から評価を伝えます。

3つ目のポイントは、“部下の優れていた点を必ず伝える”ことです。
これは、厳しい評価結果をフィードバックしなければならない部下に対して特に重要です。
仕事のプロセスで評価できる点や本人が成長した点を挙げて、
部下の仕事を認めている姿勢を示すことを忘れないようにしましょう。
その上で管理職が期待する目標値や姿を具体的に伝え、
部下のレベルアップに必要な課題に対して両者が納得できるまで
“じっくり話し合うこと”が、4つ目のポイントです。

フィードバック面談で部下の納得感が得られていれば、
次期の目標設定面談は比較的スムーズに進むはずです。
管理職は、この面談の成否が部下の成長を左右するというくらいの覚悟を持って、
根気よく部下と向き合う必要があるのです。
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