ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

2007年08月

小学生のマナー講座

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今日は8月最終日、子ども達の夏休みも終わりです。
今年の夏休み、「親子でマナー講座」が人気を呼んでいたそうです。
お茶の出し方・家庭での電話応対・食事のマナー等を身につけるコースです。

参加した小学生の男の子からの意見で、
食事の際に「この食べ方堅苦しい!」というものがありました。

正しいマナーは大切だと分かっていても、
早くたくさん食べたい小学生の男の子には、
確かに食事のマナーはじれったいですよね。
子どもらしいかわいい意見です。

私が驚いたのは、一緒に出席しているお母様方が、基本的なマナーについて
子ども達と変わらないような内容の質問をしていることでした。

私が幼少の頃は母が大変厳しく、礼儀作法を家庭の中で厳しく躾けられました。
その時はとても窮屈だったのを覚えています。
しかし社会に出てからは、私はしっかり躾けてもらえて恵まれていたなぁ…
と思えるようになりました。

講座に出席するという形でも、正しいマナーを学ぶ機会を得た子ども達には、
ただ“楽しかった”だけで終わらず、ひとつでも多くの礼儀作法を習慣化し、
身につけてほしいと願っています。

部下育成の基本的な考え方

管理職が部下を育成するには、
(1)情報や機会を与えて育成する、
(2)高い目標を任せて育成する、の大きく2つの方法があります。

(1)は、仕事に必要な知識や技術、組織で活動していくために必要な躾(しつけ)や
ルールを教えたり、それらを学ぶ勉強会や研修などの機会を作ってあげることです。
この方法は、仕事をする上で欠くことのできない基本的な能力開発を図るのに適しています。

例えば、新入社員であれば社会人としての基本動作や会社のルールを、
営業職であれば商談技術や商品知識を、
システムエンジニアであれば新しい開発環境や開発言語を、
それぞれ管理職が指導教育したり、OJTや研修を通して身につけさせることを指しています。

それに対して(2)は、高い目標を部下自身の力でやり遂げさせて部下育成を図る方法です。
この方法で絶対に欠かせないのが、部下自身の目標達成への意欲です。そのために管理職は、
部下自らが高い目標にチャレンジする意欲を引き出す動機づけをしなければなりません。

「なぜ、この目標をあなた(部下)に任せるのか」その部下の成長への期待と管理職としての想いを、
部下に“しっかりと引き受けさせる”必要があるのです。その上で、部下が自分の力で
目標を達成できるよう指示・指導するのではなく「支援」をするのが、この育成方法のポイントです。

管理職はこれら2つの方法を、部下1人ひとりの能力や経験、育成したい内容によって
使い分けていきます。一般的に、新入社員や経験の浅い部下に対しては、(1)を中心に
知識と技術を身につけさせて1人前の仕事ができるよう育成を図っていきます。
ただし、いつまでもこの方法だけで部下を育成しようとしてはいけません。
「わからなければ教えてもらって当たり前」という依存の意識が部下に根づいてしまう
恐れがあるからです。一定のレベルにある部下や少なくとも1年以上の経験を持つ
部下に対しては、(2)の「高い目標を任せて育成する」ことを中心に据えて
「部下を自発的に成長させる」ようにするのが、部下育成の基本的な考え方です。

そして、(1)(2)いずれの方法をとるにしても管理職は、「部下は必ずできる人だ」と
信じてかからなければなりません。「この部下には何をやらせても成長しない」と
管理職が思った時点で、部下育成は放棄されたと言ってもよいでしょう。
部下育成は、管理職が部下1人ひとりの可能性を信じて臨まなければ成功しません。
つまり「部下を信じて伸ばす姿勢」を管理職が失わないようにすることこそ、最も重要なのです。

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明日は誕生日 〜1年の抱負〜

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私事で大変恐縮ではございますが、あと数時間で誕生日を迎えます。
つまり、8月30日が私(unison2)の生まれた日です。
(プレゼントの無心をしているわけではありません)

今正に去りゆく私のウン歳。
振り返ればいろいろなことがありました。

ユニゾンの取締役に就任したこと。
人生初の執筆という仕事を経験したこと。
ビジネス人生の1年としては、この2つが大きな出来事でした。

そして、多くの大切なお客様との出会いがありました。
お客様を筆頭に会社の仲間や私を支えてくれた友人たち、
これらの方々の支えがあって、なんとかやってこれたと思います。

しかし、反省すべきことも多々あります。
忙しさにかまけて、お世話になった方々に不義理をしてしまったり、
体調管理をきちんとしきれなかったり、勉強が疎かになってしまったり、
来るべきウン歳の課題もたくさんです。

明日からは、いろいろな意味でバランスの良い人間になる!
という固い決心の元、精進していきたいと思う今日の日です。

ノート vs. レポート用紙

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営業マンの最大の武器は情報である。
中でも、商談時にお客様の口から語られた情報は宝物と言ってもよいもの。
ひとかどの営業マンであれば、
商談時にメモを取らないなどということは、決してないはずである。

さて、そのメモをどこに書き留めるかという話。
ノートやシステム手帳、中にはノートPCやPDAを利用しているという
営業マンもいるだろう。かく言う私は、最近A4版のレポート用紙に
商談のメモを書き留めている。これが至って便利なのである。

以前は私もノートを利用していた。
ところが、両面開きのノートの片側1ページにお客様との商談メモを
記入すると、その隣のページに別のお客様との商談メモが記入できない。
つまり、ヨソのお客様情報が記入されたページを開きながら(ひょっと
すると別のお客様に見られているというような状態で)隣のページを
利用することができなかったのだ。
レポート用紙を利用すれば、そのような心配はない。

また一枚一枚が簡単に切り離せるので、お客様が必要とする情報を
その場でメモして切り離し、そのままスマートに手渡すこともできる。
その分離簡便性(?)は、情報を整理する際にも有効だ。

私は商談後、レポート用紙に記入した商談メモを「ビリッ」とやって、
そのまま複合機の自動紙送り装置の上に置き、スキャナーでPDF化する。
これをPC上で整理するようになってから、過去の商談メモを探すのに
苦労するということもなくなった。

かように便利なレポート用紙だが、気になることもある。
少々“カジュアルな雰囲気”に過ぎるのである。
お客様から「コイツはきちんとメモを取る気があるのか?」などと
思われてしまうのではなかろうか、と気になってしまうのだ。
「私はお客様の話をしっかり“聴く”営業マンである」ということを
演出するには、ノートを利用した方が良いかもしれない。

いずれにせよ、商談で得た情報は後で活用できなければ意味がない。
「宝の持ち腐れ」とならないようにしたいものである。

リーダーは、どこに汗をかくのか?

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第74第内角総理大臣だった竹下登氏の言葉に
『汗は自分で、手柄は人に』というものがあるそうです。

竹下氏自身がどのような人だったのかは存じませんが、
とても良い言葉だと思います。と同時に、これを実践するのは
なかなか難しいことだとも思います。

管理職研修を生業としている私たちは、様々な企業のTOPに
お目にかかる機会があります。そのような企業のTOPの方と
話をさせていただく度に感じるのは、冒頭の言葉をそのまま
やってのけている方が多いということです。

しかし、昨今の管理職を見てみると、この“汗をかく”という
言葉を、自分が現場に出て自ら成果を上げることと捉えている
方が増加しているように感じます。

同じ“汗をかく”にも、汗をかく場所によって違いがあると思います。
「額」「脳」「ハラ」の3つです。

「額に汗をかく」というのは、活動量を上げるということです。
「脳に汗をかく」というのは、頭をフルに使うということです。
「ハラに汗をかく」というのは、“ハラを括る”ということです。

管理職として、額や脳に汗をかくことはもちろん大切です。
その上で、ハラに汗をかかなければ、
管理職として良い仕事ができないと思います。

ビジネスとは矛盾ばかりです。
困難な状況下でも、額と脳に汗をかき尽くした上で、
ハラを括り責任を持って“エイッ”とチャレンジングな方針を
打ち出すことができるのが、本来の管理職の姿ではないでしょうか?
そんな管理職の周りには、自ずと優秀な人材が育ち、部下も本人も
良い仕事をしているように感じます。

暑い日が続いているというのに、“汗”の話で大変失礼しました。

早すぎたか?

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日経新聞の夕刊に「鼻歌検索」の記事が掲載されていた。
うろ覚えのメロディーをパソコンに取り込むと曲名が表示される。
このサービスを立ち上げた米国のSNSサイト「midomi(ミドミ)」が
今月10日から日本でもサービスを開始したそうだ。

この記事を読んで、今から10年ほど前に前職の先輩が、
同種のサービスを事業化するために起業したことを思い出した。
彼はこのアイデアを大手の通信企業や電機企業に提案した。
そして複数の有名企業から「事業化を検討したい」という返答を
もらったらしいので、結構イイ線まではいったのだ。

しかし当時は、現在のような高速・大容量のブロードバンド環境が
普及しておらず、最終的には「アイデアは秀逸なんだけれども、
現時点では技術的なハードルが高い」という理由で、早期での事業化
は見送られたらしい。

彼は根っからのアイデアマンで、
「鼻歌検索」以外にも様々なアイデアを私に話してくれたものだ。
その中のいくつかは 10年以上経った今日、実際にビジネスとして
成立しているものもある。

惜しむらくは、彼のアイデアが「早すぎた」ということに尽きる。
優秀なアイデアマンのアイデアは、ビジネスの先を行ってしまう
ということなのかもしれない。

研修会場:フジビューホテル

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フジビューホテル

 以前、ご紹介した「塚本研修センター」に次いで、
 本日は、新横浜の駅前にある
 “フジビューホテル”をご紹介します。





このホテルは「研修会セミナープラン」という研修を実施する際に必要な、
研修会場、受講生の宿泊、食事、コーヒーサービスなどがパックになった
プランがあります。

企業における宿泊(合宿)研修が見直されはじめたここ最近、
このように研修パッケージのプランを用意しているホテルが増えています。

今回ご紹介しました“フジビューホテル”は新横浜の駅前にあり、
全国に拠点を持つ企業様が幹部を招集するのにちょうどいい
(地方からもアクセスが良い)と利用されることが多いようです。
我々も頻繁に利用する会場です。

お部屋によっては携帯電話がつながりにくいこともありますが、
研修を実施するには非常に便利な会場です。

ただ、主要駅の駅前にあるという立地条件なので、
周辺には居酒屋なども数多くあり、受講生の方が飲み過ぎてしまい、
2日目の研修に響くことが稀にあります。呑兵衛の多い(?)企業様は、
繁華街に遠い研修会場をチョイスされた方が良いかもしれませんね。

古ミュニケーション?

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かのP.Fドラッカーの言葉に、
“経験を共有することこそ、完全なコミュニケーションをもたらす”
というものがあります。

この言葉を借りるなら、
私が学生時代の友人と今でも親しくつき合っていられるのは、
いろいろな経験を一緒にしてきたからと言えるかもしれません。

社会人になったばかりの頃は、
学生時代のような友人はできないのではないかと思い、
とても不安だったことを覚えています。
しかし、実際はそうではありませんでした。

“会社”とは全員が同じ目標を共有し、ゴールを目指している集団です。
そのような集団でコミュニケーションに問題があるというのは、
それぞれの役割が分割・整理されすぎていて経験を共有することが
難くなっているのだと思います。

「昔に比べるとコミュニケーションが随分と減っている」という話を、
多くのお客様先で伺います。これには様々な原因があるのでしょうが、
一つには職場にITが浸透したことが挙げられるのではないでしょうか。
お互いが face to faceで話をしなくても、仕事に差し支えることのない
職場環境が整っているとも言えるからです。

そのような職場が多くなっているからでしょうか、
一方で“社員旅行の企画をしている”という話を聞く機会もあります。
すっかり死滅しているものだとばかり思っていた“社員旅行”。
私などはめんどくさく感じるところもありますが、お客様の話を伺っていると、
社員旅行は職場の仲間と同じ時間・経験を共有する上で、とても有効な手段
なのではないかと思うようになりました。

古くても新しいコミュニケーションとして見直されているのかもしれません。

近代日本人の肖像

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国立国会図書館のホームページが面白い。
サイト内に「近代日本人の肖像」というページがある。
ここには、幕末〜太平洋戦争期の著名人が写真入りで紹介されている。

先に紹介した「坂の上の雲」「竜馬がゆく」に登場する
主要な人物の肖像も確認することもできる。
私はこれらの小説を読み進める過程で、気になった人物の写真を
このサイトで見るのが習慣になってしまった。

中には、「この人はこんな顔をしていたんだ」と驚くような人物の
写真も掲載されているので、日本近代史に興味がある人にとっては
非常に魅力的なサイトだと思う。

以下にバナーを貼ってみた(リンクフリーとのこと)ので、
お時間があれば一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

近代日本人の肖像


unison2のお盆休み

先週、お伝えしたとおりunison2はお盆休みを
いただいておりました。
ということで、そのご報告を写真と共に…。

羽田空港
まずは、帰り道の空港での一枚。
徳島に帰る飛行機に乗り込む際、
夕焼けがとてもきれいだったので
撮影しました。



阿波踊り1そして、阿波踊り。徳島市街地で4日間開催
されます。私は2歳の甥っ子と共に3日間
“見る阿呆・踊る阿呆”になっていました。
写真は、映画“眉山”のロケ地となった
南内町演舞場というところで期間中に毎日
フィナーレとして開催される、全有名連に
よる総踊りです。

私も、小学生の時から、大学の途中までここで踊っていました。

阿波踊り2女性の後ろ姿は、私の大好きなチーム
“阿呆連”の女踊りの人たち。
阿呆連の踊り浴衣は“破れ笠”といって、
背中から袖にかけて染め抜かれた“笠”が
印象的です。この浴衣で繰り広げられる
女性の“奴踊り”は一見の価値ありですので、
阿波踊り見物に行かれた際は、是非阿呆連を
探してみてください。

明石海峡大橋
最後に、徳島の帰りいとこに会うため
京都経由で買える道すがらバスで渡った
明石海峡大橋です。
運良く、二階建てバスの一番前に座ることができ
素晴らしい景色を堪能しました。



終わってみるとあっという間の一週間でしたが、
しばらく会えてなかった親戚や友人とも会え、
両親にも元気な顔を見せることができ、
良いお盆休みとなりました。

不惑

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子曰く、
吾れ十有五にして学に志ざす。
三十にして立つ。
四十にして惑わず。
五十にして天命を知る。
六十にして耳従(したが)う。
七十にして心の欲する所に従って、矩(のり)を踰(こ)えず。

孔子の「論語(為政)」で有名な言葉である。
この国で 40歳を“不惑”、50歳を“知命”などと呼ぶのも、
およそ2,500年も昔に、孔子が語ったとされるこの言葉に由来する。

平均寿命が延びた現代では、
プラス10歳くらいでこの言葉を考えるのがちょうど良い、
などという説も耳にする。それでも、孔子は73歳で没したらしいことから
考えれば、この言葉を現代日本人男性の人生になぞらえてもおかしくはない。

孔子様と比較するのも甚だおこがましい限りだが、
40歳になって“何かに惑わなくなったか”少し考えてみた。

結論から言えば、年齢を重ねるにつれ“惑う”ことが増えている。
20代〜30代半ばの方が“迷い”はなかった。大なり小なりの選択肢を
選ぶにあたっても“思い切り”があった。今は一つのことを決めるのにも、
あれやこれやと思い悩むことの方が多い。“四十にして惑う”である。

しかし、よくよく考えてみると惑わなくなったこともある。
それは「やっていくしかない」という覚悟のようなものである。
その点だけは、気持ちがフラフラすることはなくなったかもしれない。

“知命”まで、あと10年。
はたして“天命”とやらを知ることができるだろうか?

竜馬がゆく

ここ二ヶ月ほど、読書がほとんどできなかった。

「はじめての管理職100問100答」を脱稿してやっと人心地がついた頃、
手に取ったのが司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく(全八巻/文春文庫)」だ。

竜馬がゆく
以前このブログでも紹介した「坂の上の雲」
はじめ、司馬さんの本は何冊か読んでいるのだが、
この本だけは今まで手に取る気がしなかった。

それは、この小説の主人公“坂本龍馬(この小説では
“竜馬”と表記されている)”という人物があまりに
メジャーな存在であるため、単純に興味を持てなかった
というのが大きな理由である。


加えて、この好漢の人生が“暗殺”という暗い事件で最期を迎えるのを承知の上で、
八冊にもわたる長編を読み進める覚悟ができなかったからだ。

ところが最近、ごく身近な知人の二人がこの本を読み始めた。
私と顔を合わせる度に「“竜馬がゆく”は面白いじゃキニ」などと言うものだから、
ついつい手に取ってしまった次第。読み始めてみると、この本を敬遠していた理由は
大いなる誤解であったと気づかされた。とても面白い小説である。

今、私は三巻目に突入。
土佐藩を脱藩した竜馬がいよいよ天下に羽ばたいていく。
それほど時間をかけずに読破することができそうだ。

ちょっと反省

お盆休みを故郷や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュで、
高速道路が渋滞しているそうです。私も小さい頃、お盆休みには
家族で旅行に出かけ、渋滞に巻き込まれていた思い出があります。

幼かったので運転する必要もなく、ひたすら後部座席で眠っていました。
夜中近くにやっと家に辿り着いても、歩いて家に入るのがおっくうで
寝たふりをして負ぶってもらっていました。

そんな私も自動車免許を取得し、家族で出かける際には弟と交代で
運転を担当するようになりました。免許を取ってから実感しましたが、
渋滞中の運転はとても疲れます。何と言っても睡魔との戦いが大変です。

自分が体験して初めて「父も大変だったんだなぁ」と感謝の気持ちが芽生え、
父に少し優しく接することができるようになりました。

立場が違ったり、自分に経験がないことだったりすると、
相手の気持ちを思いやることがなかなかできません。
想像力を働かせてお互いの立場を思いやれる関係ができれば、
人間関係がもっとスムーズにいくのでしょうが、そこが難しいのですよね。

昨夜渋滞情報のニュースに触れて、父への感謝の気持ちを思い出しました。
最近少し“きつく”あたっていたので、ちょっと反省です。

弟の帰郷に姉思う

今、私の弟はお盆休みを使って里帰り(?)中です。
7キロ痩せてほっそりして帰ってきました。
社会の波にもまれ、少し成長した弟に何かしてあげたくなるのが姉心。
以下は今晩帰宅途中の姉と弟のメールでの会話です。

姉:「これから私服でも一緒に買いに行こうか?」
弟:「今から従兄弟が家に遊びに来るからいいよ」
姉:「おいしいものでも買って帰ろうか?」
弟:「食べ物も大丈夫だよ」

甘やかす手段もないのが切ない限りです。

さて、昨日のブログで unison1 が取り上げていた新入社員の転職願望
弟も例に漏れず“辞めたい”と思うことがあるようです。
そのわけを聞いてみると、『自分が不甲斐ないから』という理由と
『上司が恐ろしく怖いから』という理由の2つを挙げました。

『自分が不甲斐ないから』という理由を挙げた彼を、私は嬉しく思いました。
それは、彼が周囲の期待に応えようとして頑張っている姿が想像できたからです。
“できなくて当たり前”の新入社員でも、周囲から期待されることによって
自分の“存在感”を実感でき、成長していくことができるのだと思います。

もう一つの理由、『上司が恐ろしくて怖いから』について詳しく聞いてみると、
普段の上司は愛情たっぷりに接してくれて尊敬できる人柄なのだそうですが、
怒ると一転“オラオラ系(ガンガン責め立てるタイプ)”に豹変するらしく、
弟は恐ろしくて何も言えなくなってしまうそうです。
やはり上司との関係は重要なのですね。

一般に、最近は上司も部下もお互いに「あれをしてくれない」とか
「これをしてくれない」とか、相手に求めすぎる傾向があるように感じます。
“足るを知る”ではないですが、自分の上司や職場環境、仕事の良さを見つめる
ことができれば、新入社員の転職も少しは減るのではないかと思うのですが・・・

メンタリング今昔

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新入社員に専任のメンターを付ける企業が増えている。

“メンター”などと横文字で表記されると、
“何のことやらさっぱりわからない”という方もいるかもしれない。

メンターとは、そもそもギリシア神話に出てくるオデッセウス王(Odysseus)が、
息子テレマコス王子(Telemachus)の育成を、信頼する部下のメントール(Mentor)に
託したという話に由来する「賢明で信頼のおける助言者」という意味であるが、
昨今は新入社員の指導役となる先輩社員を、単に“メンター”と呼んでいることも多い。
(女性総合職を対象にメンターを認定している企業もある)

一方、メンターが付けられる対象者(例えば、新入社員)を“メンティ”と呼び、
両者がペアになってメンティの育成やキャリア形成を図っていく仕組みのことを、
一般に“メンタリング”と呼んでいる。

これらの言葉はさておき、バブル崩壊前までの多くの日本企業では新入社員が
職場に配属されれば、自薦他薦問わず指導役となる先輩社員がいたように思う。
終身雇用が暗黙の約束だった時代の“余裕がなせる技”だったのかもしれない。
バブルが崩壊して、多くの企業は経営効率を高めるためにリストラを進め、
新卒採用を削り、入社したての新入社員に対しても即戦力化を求めてきた。
それが、今再び“メンタリング”である。

転職したい新入社員が急増しているという記事が、8/3付けの日経新聞に
載っていた。そこには、新入社員の定着に腐心している企業がメンタリングを
取り入れているという内容も紹介されていた。

景気が上向いて企業に再び余裕が出てきたとも言えるだろうが、新入社員を
会社に引き留めるためだけの“メンタリング”では、何やら寂しい気もする。

unison2は夏期休暇をいただきます。

皆様、暑い日が続きますが、夏バテなどされては
いませんでしょうか?

夏バテ気味だからと言うわけではありませんが、
unison2は来週いっぱい(8/13〜8/17)お休みを頂戴します。

しばらく帰省もせず親不孝続きでしたので、
田舎に帰って元気な顔でも見せてこようと思います。
本当は涼しい場所にでも出かけたいのですが、阿波踊りの
熱気みなぎる徳島で、東京にも増して暑い夏を過ごします。

もちろんユニゾンは、お盆期間中も通常営業しております。

お休み中もできるだけメールの確認をいたしますが、
お急ぎの場合は事務所にご連絡いただければと思います。

お休み期間中、ご迷惑をお掛けしますが、どうぞ
よろしくお願い申し上げます。

阿佐ヶ谷七夕まつり

阿佐ヶ谷七夕まつりに行ってきました。
このお祭りは、親戚が近くに住んでいることもあり
私にとっては昔からなじみのあるお祭りです。

このお祭りは、戦後の混乱が続いていた時、
何とか阿佐ヶ谷の街に大勢の人を集めることができないかと、
日本全国の夏祭りを視察した上で、始められたそうです。
その成果か、現在でも七夕まつりの期間は本当に大勢の人が
訪れていて商店街を歩くのが大変なほどです。

阿佐ヶ谷七夕まつり“みもの”はなんといっても
手作りの“はりぼて飾り”。
毎年、流行とアイディアの詰まった
“はりぼて”が商店街を飾ります。
その数、華やかさ、かわいらしさは
是非一度ご覧いただきたいと思います。
数多くの“はりぼて”の中から
金賞・銀賞・銅賞・佳作と選ばれるのですが、
今年の金賞は写真のシュレックでした。


今年は、8月4日〜8日で開催していました。
始まる前からなんとか行きたいと思いながらも、なかなか叶わず
やっと昨日(最終日)の21時に駅に着くことができました。
なにはともあれ、早速ビールを飲みながら商店街へ。
空腹の中、やはり「人混みの中、はりぼてを見ながら歩かなければ」と、
とりあえず天井から下がっているはりぼてを楽しんでいました。
商店街を一周し、さて、食べ物を…と思った頃には、
既に焼きそばなど主食は売り切れ御免。

最後は結局いつもと変わらず居酒屋でご飯となりました。
やはり何事も計画が大切ですね。

はじめての管理職 100問100答 リンク作成

出版のご報告を申し上げてから、
「どこで買えるの?」「Amazon.co.jpのURLは?」等々、
お問い合わせをいただきました。

ということで、ユニゾンのホームページ
本ブログの左フレーム内トップにAmazonへの
リンクを作らせていただきました。

今日現在は、まだイメージがアップされていませんが、
入荷はされています。

ご興味のあるかたはこちらから
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ご購入いただければとてもうれしいです。

ちなみに定価は1575円(税込)です。

また、お読みいただいた方は是非ご感想やご意見、
ご指導を頂ければ幸いです。

夏の営業2007

クールビズも3シーズン目を迎えた今夏。
男性ビジネスマンのノーネクタイ・半袖シャツ姿も
すっかり定着した感があります。

オフィスワーカーの軽装が広がると共に、冷房温度を28度に
設定している職場も増えています。CO2の削減が世界規模で
叫ばれている昨今、当然の変化であると言えるでしょう。

しかし、このような変化が外回りの営業マンを苦しめているようです。
クールビズがどれだけ浸透しようとも、いまだに多くの営業マンは
ジャケットを羽織り、ネクタイを締めてお客様先を訪問しています。

うだるような暑さの中、お客様先に到着しても冷房温度は28度。
汗が引くどころか、次から次へと流れ出てくる汗を拭いながら、
涼しげな姿のお客様を恨めしく思っている営業マンもいるのでは
ないでしょうか。

多くの営業マンは、“きちんとした身なりでいなければならない”
という意識を持っています。「営業マンのくせにだらしがない」
などとお客様に思われることを恐れているのです。クールビズが
外回りの営業マンになかなか浸透しないのもうなずける話です。

いよいよ夏本番。営業マン泣かせの季節の到来です。
今年はどれくらいの営業マンがクールビズデビューをするのか?

「当社には軽装でお越し下さい」というようなスローガンを掲げる
企業は増えています。けれども、営業マンがクールビズデビューを
するには、お客様から「スーツ・ネクタイは固くお断り!」くらいは
言ってもらえないと難しいかもしれませんね。

りんどうの花言葉

20070806_アレンジりんどう
今週のお花は、
バラ(ローテローザ)・
カラー・りんどう
という花たちと
長細いグリーンが
対照的に配置された
アレンジメントです。



りんどう(写真右)が印象的でしたので、花言葉を調べてみると
『悲しむあなたが好き』というものでした。
りんどうって、なんだか切ないお花ですね。

今回注目なのは、きぼうし(水中で根本に巻かれている葉)の
使い方です。
ガラスの器のため、オアシス(※1)が見えてしまうところを、
きぼうしを巻いて目隠しにしています。
少しのアイデアで、こんなにもすっきりと見せることが
できるとは、さすがプロの技です。

※1 花などをアレンジする際、固定するために使用するスポンジ状
製品の通称。スミザーズオアシス社の製品だったため、こう呼ばれる
ようになった。

魔法の言葉

数年前ニュージーランドを訪れた際、移動手段はバスでした。
彼の地のバスで驚いたのは、降車するほとんどの乗客が
運転手さんに「Thank you!」とお礼を言っていたことです。

私も外食した時や、買い物をした時、店員さんにお礼を言うことは
ありました。しかし、バスを降りる際に運転手さんにお礼を言った
ことはありませんでした。

日本に帰ってから早速実践してみようと思っていたのですが、
なんとなく気恥ずかしく感じて実践できないままでした。
そのうち運転手さんにお礼を言う意識すらなくなっていました。

ところが数ヶ月前、ふとこのことを思い出し、
バスを降りる際に「ありがとうございます」と声に出してみました。
意外にも(?)運転手さんもきちんと返事をしてくれました。
それがとても嬉しかったので、その時以来、バスを下りる際には
お礼を言うのが習慣になっています。

そんなある日、およそ愛想がいいとは言えない運転手さんの
バスに乗車しました。乗客が支払いの際にとまどっていたりすると
「早くしてよ!」などと怒るのです。
それでも、私はお礼を言って降りました。

まったくの偶然、その数時間後に同じ運転手さんのバスに乗る
羽目になりました。「イヤだなぁ」と思いながらも乗車しようと
すると、先ほどとは別人のような笑顔で迎えてくれました。
先刻、私がお礼を言ったからかどうかはわかりませんが、その時、
「ありがとう」は魔法の言葉だという話を思い出しました。

魔法の言葉とまではいかなくても、「ありがとう」の一言が
素敵な気持ちを運んでくれるのは間違いないようです。

カンブリア宮殿

本ブログでよく感想を紹介するNHKのプロフェッショナル
〜仕事の流儀〜と同じくらい興味深く見ている番組に
テレビ東京系月曜10時〜のカンブリア宮殿があります。

主に企業の経営者など有名な方々を特集している、
村上龍氏がメインインタビュアーを務める番組です。

7/30放送のスペシャルは、過去に出演した社長さんたちの
金言を特集していました。
一度は見た内容とはいえ、あらためてダイジェストで
見るとなかなか考えさせられる内容が多くありました。

我々のような研修という仕事をしていると、このような
“ありがたい言葉”を引用することが多くあります。
もちろん、似たような意味の言葉も多く使わせていただきますが、
“本人の言葉”を本人が直接語っているのは、やはり“重み”が
違います。

そんなことを考えていると、村上龍氏が最後の感想に
『彼ら(出演者達)の言葉は、シンプルで伝わりやすく
まとまっている。しかし、その言葉にたどりつくまでの
彼らの経験は並大抵ではなく、その重みが素晴らしい』
という旨のことを語っていた。

さすが、作家。
1つひとつの言葉の中にある、概念や思いを大切にする
力がすごいなぁと感じました。

はじめての管理職 100問100答

はじめての管理職
本日配信いたしましたメールマガジン
でも紹介させていただきました
unison1とunison2の共著
『はじめての管理職 100問100答』
が、出版されます。

先日、ようやく脱稿しましたという
お知らせをしてから、スピーディな対応
をいただいた編集者の方に感謝です。


明日香出版社さんのホームページのトップに新著ということで
アップしていただいておりますので、ご覧下さい。

大手の書店さんであれば今日、並んでいるはずです。
100問100答というシリーズもののため、多くの書店で平積み
になるそうですので、すぐに発見していただけると思います。
また、Amazon.co.jpでも購入できるようになるようですが、
まだアップされていませんので、悪しからず。

ご興味のある方、悩める管理職の皆様、などなど、
是非ご一読くださいませ。
ユニゾンの書籍


『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

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