ユニゾンのENSEMBlog

「人と組織のマネジメント」にユニークな価値を提供し続ける企業
「株式会社ユニゾン」
マネジメント研修を事業のドメインに据える
同社の社長とスタッフたち(ときどき)とで綴るブログです。
頻度はそこそこ、中身は真面目にがモットーです。

2005年11月

雑談力を磨く

メルマガ連動TOPICS「ユニゾンTOPICS Vol.5」
『営業よもやま話〜雑談力を磨く〜』の全文を掲載します。


「最近、雑談が苦手な人が多くなった。」
複数の研修講師から同じような話を頻繁に聞くようになりました。
他愛もない話を気楽にできる人が少なくなっていると言うのです。
これは世間的にも認知されている現象のようで、雑談のハウツーを
取り上げた書籍も複数出版されています。
ビジネスに限らず、普通に会話をすることに苦手意識を持っている人が
増えているのかもしれません。

営業や販売の世界では、お客様との心理的な距離を縮める「雑談の効用」は、
昔から広く紹介されてきました。
例えば、一般的によく引用される「キドニタテカケシ衣食住」。

これは雑談テーマの頭文字を並べたもので、「キ」は季節、「ド」は道楽(趣味)、
「ニ」はニュース、「タ」は旅(旅行)、「テ」はテレビ、「カ」は家庭・家族、「ケ」は健康、
「シ」は仕事、「衣食住」は文字通り衣食住に関わる話題を指しています。
このようなテーマを念頭に置くと雑談がしやすくなるというものです。

私もお客様を訪問する際には、必ず雑談から商談に入るよう心がけています。
「今日は天気が良いですね」など、天気や季節の話は頻繁にしています。
また、訪問先のロケーションに関することもよく取り上げます。
「この界隈は若い人が多いですね。こんなに多くの若い人たちを見たのは久しぶりです」とか
「貴社のオフィスは綺麗ですね。それにエレベータが速くて静かですね、驚きました」など
(多少デフォルメしています)。
お客様に会ったらどんな雑談をしようか、ある程度決めた上で訪問しています。
事実、雑談をすることで話が弾み、スムーズに商談に入れることが多いからです。

ところが最近、会うなりすぐに本題を切り出すお客様に出くわす機会があります。
「営業マンがお客様を訪問していきなり商談に入ることはタブー。まずは世間話などの
雑談を通してうち解けた雰囲気を作り、そこから商談に入ることが常套」
と教育されてきた私にとっては、いささか面食らってしまう場面です。

しかし、「お客様が雑談をしない」のには相応の理由がありそうです。

まず考えられるのは、本当に忙しくて営業マンの雑談に付き合っている暇がないケース。
また、商品やサービスの購入を決める重要な要素(決め手)が変化してきていることも
一因と考えられます。企業が商品を購入する場合、決裁を通すために必要な書類や
データの量は過去と比べようもないくらいに増えています。極論してしまえば、重要なのは
その商品のスペックや裏付けとなるデータであって営業マンとの人間関係ではない。
ウエットな人間関係を構築するのが得意な営業マンより、上司を説得できる
ビジネスライクなドキュメントを提出してくれる営業マンの方がよほど役に立つ。
そのような営業マンを取り巻く環境の変化が「雑談」に影響を及ぼしているのかもしれません。

それでは、営業活動における雑談に未来はないのか?と言えば、
必ずしもそのようなことはないと思います。
「キドニタテカケシ衣食住」を取ってみても、
このお客様はどんなことに興味があるのだろう、と想像することから始めます。
そして、お客様が感心のあるテーマや話題を見つけ、
そこから話を広げたり深めたりしながらお客様を知るのです。

このプロセスは、雑談であろうが売り込みであろうが変わりません。
単なる商品の説明屋さんにとどまるのか、お客様にとって
「さすが!うちのことをよくわかってくれている!」
と感動してもらえる営業マンになるのか、
その差は想像力を働かせることができるかどうか、
その一点に関わっていると言っても過言ではないでしょう。

「雑談力を磨く」ことは、
「相手の立場に立つ想像力を磨く」きっかけとなるのではないでしょうか。

変革を促すビジョナリー・リーダーシップ<その2>

明日(11/30)配信予定のメルマガ「ユニゾンTOPICS Vol.5」掲載記事
「温故知新:変革を促すビジョナリー・リーダーシップ<その2>」
全文を掲載いたします。
前回「変革を促すビジョナリー・リーダーシップ<その1>」の後段です。


アメリカの金融機関シティコープが1915年に設定したビジョンは、
「顧客に最大級の利便性を広範囲に提供する史上最強の世界的金融機関になる」
というものであった。これを達成するのに50年以上もかかっているのである。
「アディダスを打倒する」
という単純明快なビジョンをナイキが打ち出したのは1960年代という。

アメリカ企業の場合だが、もう少し実際のケースを見てみよう。
カリフォルニア州にグラナイト・ロックという企業がある。
砂利やコンクリートを販売している600名規模の同族企業である。
会社の歴史は創業100年になるという。
10数年前に、この企業は次のようなビジョンを打ち出した。

 「あらゆる面での顧客満足を実現し、
  ノードストロームに勝るとも劣らないサービス水準を達成する」
(注:ノードストロームは顧客満足度の高さにかけては世界有数の高級デパート)

なにしろ社員の多くは、採石場で働く屈強な人達である。
また顧客の多くも、建設作業者やその下請けの労働者である。
単なるきれい事や小手先のサービスで惑わされるような人達ではない。

ところが、1992年にこの企業は、マルコム・ボルトリッジ経営品質賞を受賞したのである。
他社より常に6%も高い価格を請求しながら、市場シェアを伸ばし、
限りなく低かった利益率は、優良企業並みの10%を確保するまでになったのである。

ビジョンを実現するためには、当然様々な手立てが打たれたわけであるが、
決定的な決め手になったのが「ショート・ペイ」と呼ばれるシステムであったという。
グラナイト・ロックが発行する請求書の一番下にはこう書いてある。
何らかの理由でご満足いただけない場合には、そのお支払いは結構です。
該当する品目を線で消し、簡単な理由をご記入いただいた上で、
請求書のコピーを残金の支払小切手とともにご返送下さい。

つまり顧客の満足度に基づいて、支払うか否か、あるいはいくら支払うのか、
という具合に、裁量権は100%顧客の側にあるわけである。
ショート・ペイの導入以降、グラナイト・ロックにはプラスの影響がたくさん表われた。
詳細は省くが、少なくとも単なるスローガンに終らせるのではなく、
顧客満足に真剣に取り組んでいるという姿勢を、社員のみならず顧客にも
強くアピールしたのである(ジム・コリンズ爛咼献腑淵蝓次Εンパニーの行動哲学
「ダイアモンド・ハーバード・ビジネス」2000年1月号)。

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美点凝視

「自分から好きになる、上司の良いところを見る、
 そんな努力も必要かもしれませんね。」

過日投稿した「まじめな営業マネージャー」への、
彷徨える営業マンさんからのコメントです。

社会人になった頃、
「美点凝視の精神」という言葉を教わりました。
まずは、他人の良いところを発見して(美点発見)、そこを
”じーっ”と見てあげて(美点凝視)、それを活用しよう
(美点活用)というものです。

当時は「誰にでも良いところがある」というような道徳を
説かれているようで、素直にうなずけませんでしたが、
最近、この言葉をよく思い出します。

世間を見渡しても、うかつに他人を信用できない時代。
疑ってかかるくらいでないと、痛い目に遭うことが多いことも事実。
ただ、他人の美点まで疑って見えなくなってしまうことは実に寂しい。

凝視の「にすい」が取れて
「美点疑視」にならないよう注意したいものです。

愛さえあれば〜頭の良い人考<その3>〜

前回は「頭の良い人」には「能力」がありそうだ、
という禅問答のような結びとなってしまいました。

では「頭の良い人」にはどんな能力があるのか、この一週間、
何人かの方に意見を求めてみました。大ざっぱに整理すると、

・情報を『入れて』『出す』間に「頭の良さ」が介在しているよう
・インプット系とアウトプット系の能力に分けられそう

ということでした。
また、インプット系とアウトプット系で具体的に以下のような
能力が考えられそうだ、との話もいただきました。

◆インプット系
 ・記憶する能力
 ・本質を把握する能力
 ・発想、着想する能力
 ・整理して再構築する能力
 ・客観的に評価する能力
 
◆アウトプット系
 ・論理展開できる能力
 ・他人に説明できる能力
 ・行動する能力
 ・行動を評価して修正できる能力

特に印象深かったのは、
ビジネス上での「頭の良い人」に関しては、大まかに
『インプット(Input)』『ストラクチャリング(Structuring)』
『アクション(Action)』『エバリュエーション(Evaluation)』
の4つの能力分野が考えられそう、という恩師の話。

覚えておこうと思い、頭文字を並べてみました。
「ISAE」”イサエ”?いや、”アイサエ”だ!

私としては、前回ご紹介した能力も「頭の良さ」の重要な要素だと
考えているので、これを「人間感度」と表現して駄洒落を作りました。

「人間感度に、愛さえ(ISAE)あれば頭が良くなる」
頭が悪そうですね。お粗末さまでした。
このテーマに対するご意見をお聞かせ下さい。

他山の石

今朝、ちょっとイライラする出来事がありました。

バタバタと出勤の準備をしていると携帯電話が鳴りました。
仕事の電話には早いので、何か良くないことでもあったか?と
ドキドキしながら出ると、電話の主は証券会社の営業マン。

最近私は、わずかばかりの資金で流行り(?)の株を始めました。
素人故に、この営業マンの勧めるままに売り買いをしてきました。

「公募に申し込んでいた外国株が購入できたんですね?」と確認すると
「えぇ、そうなんですが、今日、少しでもお時間ありませんか?
 目論見書をお渡ししたいので。」とのこと。
 
今日は時間が取れないので、代わりの者に渡して欲しい旨を伝えると
「今日中にサインをもらわないとならないんですよ。」
と、二の句が継げないような一言。

「なんでそんな大事な話を今頃急に言うんだ!」
そう怒鳴りつけたい気持ちを抑えるのに必死でした。
目論見書にサインが必要なのは、前からわかっていたはず。
結局、その株の購入はできませんでした。

実は以前から、この営業マンの態度に不信感を持っていました。
一事が万事、満足のいく対応ではなかったのです。
この取引は、彼に対するラストチャンスと決めてお願いしていました。

良い営業マンだから売れる、ということは必ずしもありません。
ただ、配慮ができる良い営業マンは自社や商品の評判を下げることはないでしょう。
お客様の目はますます厳しくなってくる、営業マンが背負う責任は大きい、
あらためてそう思いました。

セミナーレポート

公開セミナーのレポートを掲載します。

11/22(火)15:00〜17:30 麹町の食糧会館にて、公開セミナー
「プレイングマネージャーの管理者機能をいかに高めるか」
を実施いたしました。

会場の「食糧会館」は、私どものオフィスの向かいにあります。
麹町駅から徒歩1分、ユニゾンから徒歩30秒といった地の利から、
会場としました。

定員は40名。直前に定員を増やしたこともあり、実は集客面で
不安も残っていたのですが、ちょうど40名の方にご参加いただき、
ホッと胸をなで下ろした次第。

お集まり下さったのは、
部下マネージャーの育成課題を抱えている部長様や、
ご自身がプレイングマネージャーという課長様、
あるいは新任のマネージャー、といった方々。

「プレイングマネージャーは、今どんな状況に置かれているのか。
 多忙で頑張っている人が多いのだけれども、様々な問題や課題が
 発生しているのも事実。多忙な中で、自分や部下が成長するには
 一体どうすれば良いのだろう?」

このテーマに対して、二つのヒントをご提示する。というのが、
今回のセミナー概略。
皆さんメモを取りながら、真剣に聴講下さいました。

セミナー内容にご興味ある方には、配布資料を差し上げますので、
こちらから、その旨をご連絡下さい。

また、アンケート結果は、別途ご報告の場を作りたいと思います。
貴重なご意見をありがとうございました。
今後のサービスに反映してまいります。

次回以降のセミナーにも、是非ご期待下さい。

セミナー御礼

e5070144.JPG本日開催の公開セミナー
「プレイングマネージャーの管理者機能をいかに高めるか」
多数のご来場をいただきありがとうございました。

限られた時間では、十分にお伝えすることができなかったことも
ありますが、アンケートを見る限り好評をいただけました。
ご参加下さった皆様には、あらためて御礼を申し上げます。

ユニゾンでは、今後も定期的に公開セミナーを開催する予定です。
取り上げて欲しいテーマがございましたら、是非、お知らせ下さい。

まじめな営業マネージャー

先日ある営業マンから、上司との関係について相談を受けました。
その上司のやり方に納得いかない、と言うのです。

その上司は人事部の出身ですが、志願して営業に異動したという
会社でも珍しいキャリアの持ち主。一営業マンとして実績を上げ、
この春、数名の部下を預かる営業マネージャーになったそうです。

「その上司、相当な努力家じゃない。」そうコメントすると
「それはそうなんですけど、自分がやってきたことを、
 そのまま押し付けるんですよ!」

その上司は足で稼ぐタイプの営業で、部下に対しても
「ここに行け、あそこに行け」事細かく指示をする。
加えて、訪問件数の管理にも相当うるさいらしい。

「とても、まっとうな上司に思えるけどなぁ。」再びコメントすると、
「だって、訪問件数だけ増やしたって意味ないじゃないですか!
 ビジネスにならないような所にも、行け行け言うんですよ。」
 
その話を聞いていて、
自分がマネージャーになったばかりの頃を思い出しました。
部下がわかってくれない、言うことを聞いてくれない。
そのことを上司に相談したところ、
2つの貴重なアドバイスをもらいました。

「自分が当たり前にできることを『なぜできるのか?』と他人に尋ねられても、
 なかなか答えることができない。ミカンの皮をどうしてむけるんですか?
 って聞かれても答えるのは難しいだろう?自分ができることを、
 部下ができるとは限らない、ってことだよ。」

「マネージャーになると、出口の管理が仕事だと思ってしまう。
 今日は何件訪問した?何件見込みが増えた?と聞く前に、どういう目的で
 どういう商談をするのか、どういうビジョンを持ってそのお客様を攻めるのか、
 そういう入口の管理をすべきだよ。」

くだんの上司は、きっとまじめなマネージャーなのでしょう。
ただ、もう少し視野を広く持つことが必要なのかもしれません。

話を聞きながら、そんな想像をしていました。

頭の良い人考<その2>

連載投稿を宣言した「頭の良い人」に関わるトピックス。
週に一度は掲載していきたい、と考えています。
今日は、あらためてご意見募集!を。

先日事務所でこの話(頭の良いとは)をしていた時、

ある講師が
「かなり乱暴な切り口になるけど、頭が良いというのには、
 2つの側面があるような気がする。」

2つの側面とは
『能力が高いか、低いか』と『利口かバカか』である、
と言うのです。 

話を聞いていた他のスタッフは一同、首をかしげました。
『能力が高い、低い』はわかるけど、『利口かバカか』とは
どんなことを指しているのか、そう私が尋ねると、

「能力が高い、仕事ができる人でも、場を読めない人がいる。
 時や場をわきまえず、自分勝手な言動をとるような人は
 利口かバカか?この類はバカなんじゃないのかな。これを
 頭が良いと言えるかなぁ。」との弁。

確かに荒っぽい切り口ですが、
社会生活を営む上での能力は劣るのかも。
「あれ?これもやっぱり能力なんじゃないの?」
そう話すと、彼も「うーん。そうだな。」と黙ってしまいました。

「頭が良い」を考える上で、
「能力」が非常に重要なキーワードになる。
当たり前のようなところに行き着きました。

ということで、前回投げかけた質問を一歩進めて、
「頭の良い人の能力」とはどんな能力?

黒田慶樹さん

「ユニゾンTOPICS Vol.4(2005年11月16日)」
読者の方からご指摘をいただきました。

冒頭のご案内で、紀宮様とご結婚された「黒田慶樹」さんを
「黒田俊樹」さんと誤記したまま配信してしまいました。

大変失礼いたしました。
皆様と黒田さんにお詫びして訂正いたします。

ご連絡をいただき、ありがとうございました。

ボツネタ

昨日配信したメルマガ「ユニゾンTOPICS Vol.4」。
営業よもやま話を書くのには、本当に苦労しました。

自分の思考力と文章力の無さを痛感した次第。
読んで下さった方には、
あらためてお礼とお詫びを申し上げます。
以降、一層精進します。

言い訳にしかなりませんが、当初は別のテーマを取り上げる予定で
夜な夜な時間を見つけては書いていたのです。
が、どうにもこうにもまとまらない。配信直前に泣く泣く諦めました。
日の目を見ない(?)のも寂しいので投稿させて下さい。

これら駄文の断片から、
「活き活きと仕事ができる要素って何なんだろう?」という方向で
まとめる予定だったのですが・・・

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営業職のスペシャリティ

メルマガ連動TOPICS「ユニゾンTOPICS Vol.4」
『営業よもやま話〜営業職のスペシャリティ〜』の全文を掲載します。


景気が上向いてきているからなのか、
営業職の人がそもそも減少しているのか、
理由は定かではありませんが、
営業職の派遣や営業代行・請負のビジネスが広がりを見せているといいます。
弊社のお客様企業からも営業職の採用に力を入れているものの、
なかなか良い人材が集まらない、という話をよく聞きます。

今、「できる営業職はつぶしがきく」ということなのでしょうか。

私は数年前まで、近い将来、営業職はなくなるのではなかろうか、と
真剣に考えていたことがあります。
インターネットの普及で営業が伝えるべき情報は簡単に入手できる世の中となり、
企業を含めた消費者が営業マンとのコミュニケーションを望まなくなるのでは?
と、そのように考えていたのです。

昨今の状況を見てみれば、それは杞憂だったようです。
しかし、単に営業の頭数を揃えれば事が足りるのか、というと、
どうもそんな単純なことではなさそうです。
弊社もセールスインテグレーション(営業代行)サービスをご提供していますが、
企業が求める営業活動の成果はますます細分化されてきていることを感じます。

大まかに分けると上流工程と下流工程で、
営業活動に求められるクオリティがかなり異なってきています。
膨大なリストから実績に繋がる可能性が高い案件をスクリーニングする下流工程と、
より専門的な知識と提案力とで実績に繋げる上流工程。

前者はアウトソース化が進み、
後者は優秀な営業マンを採用して徹底的に教育を施し、囲い込む。
そのような流れになってきていることを実感します。
企業に属する営業マンには、
一層のスペシャリティ向上が求められる時代になってきたのでしょう。

では、営業マンに求められるスペシャリティとは一体どんなものなのでしょうか?

多くの要素がありそうですが、ここでは「アンテナ」というキーワードに限定して、
お客様と企業それぞれの立場から考えてみます。

お客様からすれば、ありとあらゆる情報がネット上に公開され、中には
営業マンが知らないような裏話や評判まで知りうる状況にあります。
たとえ熱心でも中途半端な情報武装しかされていないとしたら、
その営業マンから購入することはまずないでしょう。
商品知識や業界知識、お客様に関する情報はもちろんのこと、
幅広い情報を収集し、お客様に発信できる「アンテナ」が求められています。

一方、企業からすると、商品を販売するだけの営業マンから、
お客様の声の強弱を関知して社内に発信する「アンテナ」を持った営業マンへ、
変化を求める傾向が強くなっているように感じます。
コンタクトセンターやネットからは届きにくい現場の感覚を的確に掴みたい、
さらにはビジネスを広げる着想をもたらしてくれることをも営業マンに期待しています。

いずれの場合も、「アンテナ」の感度・向き・発信する信号の強さなどは
個々の営業マンによって様々です。
厄介なのは、この「アンテナ」が営業マンのスペシャリティにおいて
極めて重要な要素であるにもかかわらず、ほとんどが個人に内在している点であり、
これを訓練で磨いていくのが非常に難しいということです。

なかなか良い人材が集まらない、というお客様企業のお話を伺うたびに
「つぶしがきく、できる営業マン」が実は非常に少ないのでは、と考えさせられています。

変革を促すビジョナリー・リーダーシップ<その1>

本日(11/17)配信のメルマガ掲載記事
「温故知新:変革を促すビジョナリー・リーダーシップ<その1>」から
記事に掲載できなかった部分をご紹介いたします。


結論から言えば、
組織のビジョンを明確にし、変革力と求心力を高めていくリーダーシップと言えよう。
ビジョナリー・リーダーシップとでも呼べるようなスタイルである。

変化の真っ只中に置かれると、人は将来に対する不安と、
やるべきことに対する戸惑いを強く持つようになる。
そしてやる気というエネルギーは小さくなり、
進んで変化に挑戦しようとしなくなる。
そのような状況の中でリーダーがやるべきことは、
「我々は何を目指して、何を変革するのか」
を明確にすることである。
そしてメンバーの足並みを揃え、希望と勇気をもって一歩前に踏み出すことである。

ヒックマンという専門家は、ビジョンを定義づけて次のように言っている。
「ビジョンとは、既知のものから未知のものへ至る心の旅路であり、
現在の事実、希望、夢、危険、機会を合成して未来を創造することである」

なにも、ここまで格好よく考えることはないかもしれない。
要は、組織として何を実現したいのか、どうありたいのか、という志である。
ビジョンとは実現可能な大胆不敵な志、ともいうべきものである。
「志は気の師なり」(孟子)と言われるように、やる気、元気の源になるものである。

ビジョンの要件として、一般的に言われていることを列挙すると、次のようになる。

1.長期にわたって実現可能である
2.自分達の組織が何を実現したいのか、どの方向に向かうかをはっきり表わしている
3.明快で、説得力があり、誰もが理解できる
4.組織の中心になっている理念や価値観に結び付いている
5.リーダーの意志が込められている
6.数値目標を述べず、定性的表現である

※この続きは次号メルマガでご紹介する予定です。

萌えてないアキバ

f3c3bff6.jpg
最近秋葉原に本社を移転されたばかりの
インテージさんにお邪魔しました。

つくばエクスプレスの起点駅として、「萌え」の発信源として、
また本日ご結婚された紀宮様の新居があるとかないとか、
何かと話題になっている「秋葉原」。

私にとっても、思い出深い街です。
「一太郎7」の発売イベントで改札口の前で大声を張り上げたり、
電気街の量販店で、休日デモンストレーションをしたりと、
仕事で何かとお世話になりました。


インテージ秋葉原ビルは上野方面に少し歩いたところにあります。
私が知る秋葉原とはまるで違う雰囲気にビックリ。
インテージさんの立派なビルの隣には、
建設中の富士ソフトABCさんのビル。
もう少しすると大手町のような景色になるかもしれません。

16Fのラウンジに案内され、またまたビックリ。
広いスペースには、グランドピアノや最新のマッサージ機まで置いてある。
「これで残業も快適にできるだろう、などと言われても困りますけどね。」
と冗談を交わしていましたが、何とも羨ましいオフィス環境です。

その後、インテージ・インタラクティブの長崎社長、伊丹部長、
マイボイスコムの高井社長と、萌えてない秋葉原の夜を満喫。
ネットリサーチ業界の現状や、営業の採用難の問題、はたまた
西武池袋線談議など楽しい時間を過ごさせていただきました。

また情報交換をさせて下さい。

同期

3bd1b624.JPG社会人になった時の同期とは良いものです。

私はバブル末期の入社組。
当時新卒で400名ほどの採用がありました。
中でも、販売系の配属になった70名近くの同期には、
いまだに特別な親近感を持っています。

先週金曜日、そのうちの一人と久しぶりに飲みました。

彼は最初の配属先が一緒だった唯一の同期。
お互い「寂しがり屋」という以外は、何一つ共通点が
見つからないくらいキャラクターが違う。
仕事でも意見が合わず苦労しました。

違う価値観を尊重する、身をもって教えられたのは、
彼が初めてかもしれません。
とは言え、「こいつはこんな男だから」と受け入れて
しまうと、これはこれで勉強になる。

私からすれば、極めて変わった着想をする面白い男です。

先日も「お前のブログ長い、読む気が起きない」とか
「もっと写真を入れろ」とか忌憚ない意見を聞かせてくれました。

ありがとう。君の写真を入れておきます。

頭の良い人

頭の良い人の○○術、というようなビジネス書を頻繁に見かけます。
私は手に取ったことがありませんが「頭の良い人」という言葉に
惹かれる人が多いのかもしれません。

「頭の良い人=仕事ができる人」。
そう解釈すると比較的わかりやすい。
ビジネス書の類では、その定義で論じられているのでしょう。

真に頭が良いというニュアンスを込めて「地頭が良い」、
さかしい(こざかしい)意味合いで「小頭が良い」、
そんな表現も耳にすることがあるこの頃。

「頭の良い人」とは一体どんな人なんだろう?
考えるに、いくつかの要素がありそうです。
このテーマで連載投稿(不定期)にトライします。

皆さんの考える「頭の良い」とはどのようなことですか?

セミナー定員を増やしました。

ブログにお越しの皆様には、
舌の根も乾かぬうちに申し訳ございません。

11月22日(木)開催の公開無料セミナー
プレイングマネージャーの管理者機能をいかに高めるか

本日午前中の段階で、定員を超えるお申込みをいただきました。
本当にありがとうございます。

定員を40名様までとさせていただき、同じ食糧会館内で広めの会場
【1F:中ホール】に場所を変更して実施することといたします。
お申込みをいただいた皆様には、ご面倒をおかけします。
別途会場変更のご案内を申し上げます。

というわけで、
お席に若干余裕ができましたので、奮ってご参加下さい。
お申込みをお待ちいたします。

余席「僅か」ですがあります。

先週ご紹介いたしました無料公開セミナー、
プレイングマネージャーの管理者機能をいかに高めるか」。

多数のお客様よりお申込みをいただき、
間もなく、受付けを終了させていただきます。
本当にありがとうございました。

ご興味のある方は、お早めにお申込みを!

弊社では、今後も公開セミナーを実施していく予定です。
取り上げてほしいテーマなどがございましたら、
是非お知らせ下さい。当ブログのコメント欄でも構いません。

「泥臭さで実務を切る」ユニゾンらしい中身の濃いセミナーを
企画していきたいと考えています。

お墨付き

今日、たまたま二人から同じような話を聞きました。

一人は、社長さんの卵。
起業するにあたって、税理士にアドバイスを頼んだ方が良いか?
という相談を受けました。

税務申告をする際に、
税理士のハンコがあるのとないのとでは係官の態度が違うようだ、
という話を伝えると「お墨付きって重要だよね。」と納得した様子。

もう一人は、起業して二年目の社長さん。
国がらみのビジネスを始めたのだけれど、これがなかなか進まない。

誰かと会おうにも、
大学教授や政治家の紹介なしには話を聞いてもらうこともできない。
教授とお近づきになるために大学に通ったり、つてを頼って政治家に
つないでもらう努力をしている、とのこと。
「お墨付きって重要なんだね。」と彼も言う。

「お墨付き=信用の裏付け」なのでしょう。
墨を付ける人や組織の責任は非常に重いものだと思います。

二人との話で「たやすく、人を人に紹介しないこと!」と
尊敬している方に怒られたことを思い出しました。

「人を紹介するということには大きな責任が伴う、
 軽々しく引き受けるべからず!」

紹介という行為には、
濃淡にかかわらず「墨がついている」ということなのでしょう。

看板

私どもの会社にも、頻繁にセールスの電話がかかってきます。

いつ主客が逆転するかわかりませんし、営業研修の参考にもしたいので、
原則、私は電話に出るようにしています。

今日も打ち合わせの直前に電話が入りました。
声の感じからすると、20代半ばの元気な男性です。

セールス「あ、社長様でいらっしゃいますか。お話できて嬉しいです。」
    私「どんなご用件ですか?」
セールス「実はですね、ご近所に出物がありましてそのご紹介を。」
    私「テナントですか。実は半年ほど前に事務所移転したばかりなので。」
セールス「(一段と大きな声)おめでとうございます!素晴らしいですね!」
    私「ですので、しばらくお役に立てることはないと思います。」
   
ここまでは、それほど悪い印象は受けませんでした。

    私「じゃあ、これからミーティングですので・・・」
セールス「そうですか社長様、素晴らしいですね、どちらのビルですか?」
    私「いや、忙しいので・・・」
セールス「そうですか社長様、お引っ越しはいつされたんですか?」
    私「いや『だから!』興味はありませんので・・・」
セールス「社長様、また近々ご移転の予定があるんじゃないですか?」
    私「失礼!」ガチャ(電話を切る)

百歩譲って”熱心さ”は買います。
「5WIH」的な情報収集もセオリーかもしれません。
が、あまりにも一方的な姿勢に腹が立ちました。

調べてみるとこの会社、上場もしている大手の企業。
一体どんな社員教育をしているのだろう?

一営業のささいなふるまいが、その会社への評価を左右する。
営業は看板を背負っている、そのことを再認識しました。

38歳

見える見えないは別として、現在私は38歳です。

昨日、歌手の本田美奈子さん(38歳)の訃報に接しました。

ファンだったわけではありませんが、彼女が出演していたミュージカルを
観たことがあります。華奢な体からは想像できない、とても伸びやかな、
生命力溢れる声で歌っている姿を思い出しました。

夜、三浦知良さん(38歳)のインタビューを目にしました。
新天地での意欲を語る姿、できれば生涯現役でありたいと話す姿に
刺激を受けました。

それぞれの38歳の生き様に触れ、あらためて夢中に生きることの
大切さを感じました。忘れないようにしたいものです。

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サイボーグ

昨夜のNHKスペシャル「サイボーグ技術が人類を変える」。
想像を超える科学技術の進歩に衝撃を受けました。

インパクトある映像はうまくお伝えできませんが、大ざっぱに言えば、
「脳が意のままに操つることができる機械」と
「脳を意のままに操つることができる技術」を、
医療技術と軍事利用(を匂わせる)、双方の見地から紹介していました。

特に興味を引いたのは後者。
脳のこのツボを刺激すればこんな感情になる、
あるいはこの感情を抑制できる、
というような研究が著しく進んでいるようです。

医療技術への適用では、
パーキンソン病や鬱病抑制のため、脳のある部分に電極をつないで症状を
コントロールする(「脳の調整」と呼んでいた)事例を紹介していました。
苦しんでいる人たちにとっては魔法のような技術です。

反面、意のままに操ることができるよう脳を調整した「ロボラット」と
呼ばれるネズミの実験事例には、得体の知れない恐怖心を感じました。
高いところを恐れるネズミが嬉々として(?)はしごを登っていく。

恐れや疲れを感じない兵士、同じ価値観を持つ人間を作るために
「脳を調整する」ことが間違いなくできるようになる、そう確信しました。

”今日の私、やる気が出ないんで、電極の電圧上げてきますわ”
”そんなに不満ばかり言うなら、満足のツボに電極刺してこい”

「職場もこんなことになるかもね」と軽口を叩きながら視ていた私も、
番組が終わる頃には、眉間に皺を寄せて考え込んでいた次第。

明日の深夜0:15〜1:29(日付は8日)に再放送されるそうです。
ご興味ある方は、是非ご覧になって下さい。お勧めです。

袖すり合うも・・・

「袖すり合うも『たしょう』の縁」と言いますよね。

お恥ずかしい話、私は『多少』だと思っていました。
それで解釈しても不自然さはない。思い込みとは怖いものです。

正しくは『他生』。
二年ほど前に、ある方から教えていただきました。
本来は、今生に対する「前世、来世」を指す仏教用語で、
今の世でご縁があったのも前世・来世の因縁があったから、
という深い意味なのだそうです。

先日、あるブログ記事で「袖すり合うも多少の縁」とあったので、
よせばいいのにコメントをしてしまいました。
後で余計なことをしたなぁ、と反省ひとしきりだったのですが、
私と同じように間違って理解している方がいたことに少し安心。

ということで、これまた余計なことですがご紹介いたしました。

ちなみに『多生』も正しいとされるようです。
「ATOK2005」では「袖すり合うも多生の縁」と一発変換されます。

ベネフィットとしての人材教育

ここ半年くらいでしょうか、
人材教育を取り巻く状況が変化してきていることを実感します。

報じられている通り、業績の良い企業が増えてきていることもあるのでしょう。
教育を提供することに積極的な傾向があります。

しかし、単に業績が好調だから教育に回せる予算ができた、
ということだけではないようです。
企業と従業員の関係が変化したことが大きく影響している、
そんな印象を受けます。

日頃お世話になっている社会保険労務士の古賀幸治先生によると、
大手企業では優秀な人材をつなぎ止めることに必死になっている、
今後「リテンション(Retention)」が、
経営戦略の上でますます重要になってくるでしょう、とのこと。

「リテンション」とは保有とか保存という意味ですが、経営戦略としては
「ハイ・パフォーマー(優秀社員)の囲い込み戦略」あるいは
「人材の流出防止策」を意味するそうです。
リテンションを図るため、教育も従業員へのベネフィットとして提供される
傾向が強くなってきているのかもしれません。

企業研修に携わるものにとって歓迎すべきところではありますが、
一抹の不安があるのも事実です。
自分自身のスペック(あまり使いたくない言葉ですが)を上げるためだけの
教育が蔓延りはしないか?
「人を育てる」という教育本来の意味がなおざりにはならないか?

「教育に飽和点はない」
IBM 創業者T・Jワトソン氏の言葉を人づてに聞いたことがあります。
企業は骨太な教育哲学を示すべき時なのではないでしょうか。

経営の『3D』

本日、とある外資系コンサル企業の日本代表を務めている方と、
両者のアライアンスに関するラフなミーティングがありました。

ビジネスの方向性をあらためて考える有意義な機会を得て、ふと
経営の仕事に関する恩師の言葉を思い出しました。

「経営者の仕事は『3D』である、
 長期・大局を見据えて臨むことが肝要」

 ※『3D』とは
・方向付けること :「Direction」
・決定すること   :「Decision」
・デザインすること:「Design」

日々の業務に追われていると「狭く、近く、低い」成果を拙速に求めてしまう。

中小零細企業は、そうしなければ生きていけない現実もあるが、
だからこそ「遠く、広く、高い」目線を持つことを意識なさい、
というものです。

今また、この言葉を噛みしめながら脳みそに汗をかいています。
ユニゾンらしい仕事、ユニゾンだからできる仕事で
お客様や社会に貢献したい、青臭いですが真剣に考えています。

週末ブログ考

ビギナーの私にとって、ブログはまだまだ未知の世界です。

週末、NHKの「週刊こどもニュース」を視ていて、
トラックバックの意味がやっとわかった次第。
RSS、ping、WIKIなど、未だ理解不能な用語もたくさんあります。

そんな中、私にもわかる話題が 10/29付け日経新聞に掲載されていました。
一部引用、要約すると、

米国では、自分の制服姿をブログで公開したデルタ航空客室乗務員や、
マイクロソフト社内にアップル社製パソコンが運び込まれる様子を写真に
撮って掲載したマイクロソフト社の契約社員など、が解雇になった事例を挙げ、
匿名での投稿、仕事の話は極力避けるなど、
ブログで失敗しないための心得が紹介されていました。
(一方、実名でブログを書くことを推奨している企業も多いとも)

記事を読んで「実名で書くのか、匿名で書くのか」について
あらためて考えてみました。

私の場合「ビジネスの宣伝」という明確な理由があり、
迷わず実名で掲載を始めました。
無論、お客様や知人・友人を記事にさせていただく場合は
迷惑がかからないよう十分注意を払っているつもりです。

とは言え、お客様や知人・友人に迷惑がかかったら・・・
ちょっと怖くなって関連情報を調べたところ、
明快な意見が述べられている記事を発見。

サイバーガーデンの代表、益子 貴寛さんが運営しているブログ
大変参考になりました。

あけすけに言えば「名前を売る」ためにブログを書いている私。
それ相応のリスクがある、ということを覚悟する必要がありそうです。
ユニゾンの書籍


『はじめての管理職100問100答』

(株)ユニゾン 堤幸政/河村亜紀 著

明日香出版社

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